国内調教馬の前走レース別成績を調査したところ、前走でペガサスJSを走っていた馬が〔1・3・3・31〕(複勝率18.4%)、阪神スプリングJを走っていた馬が〔0・3・2・25〕(複勝率16.7%)と苦戦しているのに対し、その他のレースをステップにした馬が〔5・3・3・19〕(複勝率36.7%)と素晴らしい好走率をマークしていました。王道の臨戦過程にこだわる必要はなく、むしろ前哨戦をスキップしてきた馬の台頭が目立つレースです。
ただ、今年はペガサスJSか阪神スプリングJを使った馬が出走馬の大部分を占めているうえ、別路線組が実績的に不安の残るメンバー。これならさすがに王道路線組も上位へ食い込んでくると思います。前走レースに関わらず、前走5着以内、かつ中山障害のオープン特別か重賞で優勝経験があった馬は〔7・7・4・14〕(複勝率56.3%)。これに該当する馬、準じる馬は軽視禁物でしょう。
本命は他路線組のコウヨウウェーブ。同年の春麗JS連対馬は〔3・2・0・4〕(連対率55.6%)と高確率で好走していました。序盤からリズムを欠いた前走は度外視可能。このメンバーならすんなりハナを切って逃げ切れると思います。中山実績のあるオープンガーデン、キングジョイ、スプリングゲントが相手本線です。
※ジョッキーのデータ、傾向は特に断りのない限り過去3年間が集計対象。レースのデータ、傾向は特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※☆=強調材料が目立つ馬、★=懸念材料が目立つ馬 |