Tip coliseum > E.Yamazaki's TipTOKAI STAKES G2 - 22/1/2017 Chukyo11R |
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土曜日の中京は、凍結防止剤がまかれての良馬場ということで非常に時計を要していました。メインレースの中京スポニチ賞(1000万下)でもラスト3F、ラスト1Fで13秒台が刻まれて、決着タイムは2分01秒0という具合です。ここまで馬場がタフだと、道中で容易に息を入れられないので、基本的にPP指数の能力値や最高値の高い馬を狙うというスタンスでいいでしょう。 よって、◎は、1番枠から押して押してコーナリングでハナに立ち、後続を寄せ付けない粘り腰で3走前の平安Sを勝利した(5)インカンテーションを推します。3走前は終始距離損のない立ち回りでしたが、ハナを切るまでかなり脚を使い、3コーナーでも後続に突かれてまともに息を入れられなかったわりに、最後まで粘った点が優秀。このときマークしたPP指数も高く、本当に強い馬でなければ押し切れない勝ち方でした。 この馬の不安は坂スタートの中京だと3分の2の確率で出遅れている(6戦して4度出遅れ、内2回が躓くえぐいやつ)ことですが、一昨年の東海Sではそれでもメンバー最速の上り3Fを駆使して3着入線しているので、大きく割り引きませんでした。理想は3走前のように前で立ち回ることですが、自在性ある脚質なので出遅れても上位争いに加わって来れるでしょう。骨折による長期休養明けをひと叩き後、再度の小休養で立て直されて挑む今回は、この馬の実力発揮に期待します。 ○は、昨夏にレパードSを制して、現4歳世代の頂点に立った(8)グレンツェント。休養明けで挑んだ古馬相手の前々走・みやこSでも、後の東京大章典の勝ち馬アポロケンタッキーとクビ差。ただ、アポロケンタッキーは3コーナーの外から動いて、4コーナーでは2列目に並びかける競馬をしていたのに対して、グレンツェントは道中内々で立ち回り、4コーナーから外目に出して仕掛けて行く競馬。 この馬はけっして弱い馬ではないのですが、正直、今回で1番人気に支持されるほど、信頼度の高いレースをしたことがないというのも事実。立ち回り上手で崩れのない成績は魅力ですが、アスカノロマンやインカンテ―ションに本気で走られたら、まだ、敵わないというのも現実。もうひと成長が欲しいところです。 ▲は、昨年のこのレースの勝ち馬(1)アスカノロマン。昨年はモンドクラッセが刻むスローペースの2番手で展開に恵まれたところがありました。しかし、3着ロワジャルダンを5馬身半差引き離した内容は、十分褒められるものでした。 この馬は昨年の平安Sで圧勝して以来、しばらくスランプが続きましたが、前走のチャンピオンズCでは3着と復調気配。2着アウォーディーがかなりコーナーロスの多い競馬だったのに対して、こちらは内々を完璧に立ち回っての3着。まだ、完全に調子を取り戻したとは言い切れませんが、今回のメンバーが相手なら上位乳腺する可能性は、十分にあるでしょう。 以下特注馬として、昨夏よりダート路線に転向して上昇力を見せ、前走のシリウスSで2着の(9)ピオネロ。前走シリウスSは、芝スタートで最初の1コーナーまでの直線が長い阪神らしく、淀みの少ない流れ。これをアポロケンタッキーよりも前で立ち回って結果を出したのは大きな収穫。ダートでは底を見せ切っていません。しかし、スタミナが不足する休養明けで、タフなダートをこなすのは容易なことではないので、評価を下げました。 あとは△に一昨年のチャンピオンズCで4着、昨年のフェブラリーSでは5着の(16)ロワジャルダン。ここ1~2年で大崩れしたのは昨年の平安Sのみで安定感はあります。ただ、近2走のみやこSで3着、昨年のチャンピオンズCでは勝ち馬と0.5秒差の8着だったように、ワンパンチ欠けるのも事実。ただ、▲アスカノロマンが本領発揮できなかったり、ピオネロが休養明けが堪えたりすれば、この馬の出番もあるでしょう。 正直、前記した馬たちで決まるのではないかと見ていますが、くれば万馬券の(10)リッカルドと(13)ロンドンタウンを少々。リッカルドは昨年のエルムSの勝ち馬で、休養明け3戦目の今回で変わり身を警戒。また、ロンドンタウンは時計の掛かるダートで結果を出して来た馬だけに、そのあたりを警戒しました。 |
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