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今年は新装パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞。日本からはクリンチャーが参戦するが、前評判が高いのはやはり欧州調教馬だ。サンケイスポーツでは2日から4日間、有力馬の横顔を紹介する。
ご存じ昨年の覇者であり、全欧の年度代表馬に輝いた名牝。GI5連勝で頂点に立った昨年の2馬身半差Vは鮮烈な印象を残した。
しかし、今年は膝の不安に悩まされて順調さを欠き、復帰プランもなかなか定まらずに上半期は未出走。9月8日にオールウエザーのGIIIセプテンバーSでようやく実戦へと帰ってきた。強敵クリスタルオーシャンがいて不安視する向きもあったが、レースでは変わりない力強さを見せ、3馬身半差の完勝劇。ブックメーカー各社も一時は凱旋門賞のオッズを2番人気に下げていたが、この勝利を受けてすぐに1番人気へと戻した。
主戦は日本でもおなじみのL・デットーリ。昨年の勝利によって凱旋門賞で単独史上最多の5勝目をマークした名手は、さらにその記録を伸ばそうとしている。