デスク　３０日で１１月も終わり。暮れの２歳ＧＩが近づいてきた。

　斉藤　函館２歳Ｓの覇者カシアスが、朝日杯ＦＳ（１２月１７日、阪神、ＧＩ、芝１６００メートル）に向けて放牧先から２８日に帰厩しました。清水久調教師は「少し前向きすぎるところはあるけど、前走（京王杯２歳Ｓ２着）は休み明けとしては悪くない走りだった。上積みもありそうです」と話していました。

　デスク　清水久厩舎といえば、東スポ杯２歳Ｓ３着だったシャルルマーニュはどうだ？

　斉藤　ホープフルＳ（１２月２８日、中山、ＧＩ、芝２０００メートル）を目標に調整されます。「ゲートが速いし、スピードもある。競馬センスがいい」とトレーナー。１勝馬ですが、前走はハイレベルでしたし、ＧＩでも侮れない存在です。

　デスク　新馬で、面白そうなのはいるか。

　斉藤　新種牡馬リーディングを快走中のロードカナロア産駒のビーチタイムですね。５勝を挙げた母シースナイプも管理していた河内調教師は「４３０キロくらいで小柄だけど、軽くていい走りをする」と楽しみな様子。阪神３週目あたりでのデビューを目指します。

　デスク　美浦からも頼む。

　千葉　ピラータが来週１２月１０日の中山芝１８００メートルに内田騎手でデビュー予定です。当初は２６日デビューを目指しましたが、万全を期すために乗り込みを重ね、追うごとに良化。「まだこれからの馬だけど、順調にきているよ」と国枝調教師も自信を持っています。

　デスク　祖母がトゥザヴィクトリーという血統馬。まだいるのか。

　千葉　同厩で、近親にＧＩ４勝馬ユートピアがいるナナセマルについても「牝馬らしい軽い走りで、いかにもサッといきそう。仕上げやすいタイプだし、間に合えば」と翌週１７日の芝１６００メートル（牝）を予定しています。



★カシアスの競走成績はこちら

この記事はいかがでしたか？

 (1)