１５日の中京１０Ｒ昇竜ステークス（３歳オープン、ダート１４００メートル）は、浜中俊騎手騎乗の２番人気アキトクレッセント（牡、栗東・清水久詞厩舎）が２番手から力強く抜け出して快勝。タイムは１分２４秒２（良）。

　レースは内からタイセイラビッシュ、その外からメイショウワダイコがかわしていきハナを奪う展開。３番手にワンダフルラスター、２、３番手馬の間を割り、スタートでは７～８番手だったアキトクレッセントが一気に押し上げメイショウワダイコの直後へと迫る。行きたがるそぶりを見せながらも鞍上・浜中騎手にがっちり抑え込まれていたアキトクレッセントだが、４コーナーあたりで我慢しきれずに先頭へ並びかけ、残り４００メートル付近で先頭に躍り出る。そこからは鞍上のムチに応え、後続を一気に引き離す。ゴール手前で一番外から一気に脚を伸ばしてきたアルタイル、それと並ぶように追い上げたカフジテイクが迫ってきたが、１馬身のセーフティーリードを保ったまま１着でゴールした。２着に後方から直線で猛然と追い込んだアルタイル、３着には１馬身１／４差にカフジテイクが入った。１番人気のアジアンテーストは道中３、４番手の外めを進んだものの、ゴール前で失速して４着に敗れた。

　アキトクレッセントは、父ウォーエンブレム、母ティックルピンク、母の父フレンチデピュティという血統。通算成績は６戦３勝となった。

　勝った浜中俊騎手は「スタート後にヒザが地面につくぐらいつまずいてしまい、二の脚がついてからも行きたがっていましたが、何とか辛抱してくれました。まだ気性の若さに課題はありますが、それで押し切るのだから力がありますね」とコメントした。

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