２３日の東京４Ｒ２歳新馬（ダート１６００メートル）は、内田博幸騎手騎乗の５番人気イーグルフェザー（牡、美浦・小笠倫弘厩舎）が道中最後方から４コーナーで一気にまくり、直線の競り合いを制してＶ。タイムは１分４０秒１（良）。

　好スタートを切ったレシタルウォースを制してタイセイスグルがハナへ。スケールアップが２番手につけ、レシタルウォースは控えて３番手から。その内にアポロゴールドが続き、人気のアオイプリンスは中団からレースを進めた。道中で最後方にいたイーグルフェザーが４コーナー手前から一気に外をまくり上げていき、直線入り口では早くも先頭に並びかけた。２番手追走のスケールアップが内から抜け出して粘るところに、外からイーグルフェザーが伸びる。馬体を離した２頭の争いはゴール間際まで続いたが、最後は外のイーグルフェザーがねじ伏せる形で先着。長くいい脚を使った５番人気馬が初陣を飾った。クビ差の２着は３番人気のスケールアップ。さらに５馬身差の３着には６番人気のティアップリバティが入っている。

　イーグルフェザーは、父ネオユニヴァース、母アーリーアメリカン、母の父Ｅｌ　Ｃｏｒｒｅｄｏｒという血統。おばＡｍｅｒｉｃａｎ　Ｂｏｒｄｅｒは米ＧＩＩＩバイオレットＳの勝ち馬。

　内田騎手は「あまり（ゆっくり）構えても、と思って早めに動いた。強引な競馬になったけど、強かったね」と最後までしぶとく伸びたパートナーを称えていた。

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