寒菊賞（M3）
水沢競馬場・ダート1600m
12月10日（日）15:50発走

寒菊賞の創設は２００２年。第１回、第２回は明け３歳馬による特別で行われましたが、第３回から12月へ移行。２０１２年から２歳重賞へ格上げされ、ラブバレット、イチダイ、ベンテンコゾウ、チャイヤプーン、リュウノシンゲンなど大物が優勝。２歳馬の出世レースとして定評があります。１着馬から３着馬に12月30日、「第48回金杯」の優先出走権が与えられます。

【注目馬情報】
★サクラトップキッド　牡2歳　伊藤和忍きゅう舎・水沢
デビューが10月までずれ込みましたが、圧巻の２連勝をマーク。勢いを駆って地方競馬全国交流・南部駒賞へ挑戦。全国の強豪相手にも５着に健闘しました。水沢は未経験ですが、走り慣れた地元コースですから問題なし。現２歳トップ２・フジユージーン、ミヤギヴァリアントが不在の今回、絶好の勝機を迎えました。

★セイバイラック　牝２歳　板垣吉則きゅう舎・水沢
デビュー４戦は芝路線を歩んで若鮎賞２着、交流・ジュニアグランプリ４着。５戦目も当初は芝１６００ｍでしたが、走路悪化のためダート変更。初のダート戦でしたが、２着に１秒３差で圧勝し、牝馬交流・プリンセスカップでも岩手最先着４着。前走は３着でしたが、内枠が災いした印象。反撃に転じ、重賞初制覇に燃えています。


★マルーントリック　牝2歳　佐藤祐司きゅう舎・水沢
門別・新馬戦は2着でしたが、２戦目で順当勝ちを収めて転入前に２勝目をあげて岩手入り。初戦は２着でしたが、走破タイム上々。岩手競馬で一時代を築いた偉大な兄エンパイアペガサスに近づきたいところでしょう。

★リノグロワール　牝2歳　佐藤敏彦きゅう舎・盛岡
デビュー２戦目を勝ち上がり、ほかに２着２回３着１回。若駒賞５着、前々走は９着に凡走しましたが、水沢に替わった前走２着を確保。軌道修正に成功しました。先行力と粘りが身上ですから平坦・水沢コースが合います。

★レッドオパール　牝2歳　菅原勲きゅう舎・水沢
北海道4戦1勝から転入初戦を完勝。好発進を決めました。いい脚を長く使え、マイル延長は望むところ。

★ビッグサララルーフ　牝2歳　伊藤和きゅう舎・水沢
追い込み脚質のため成績は安定しませんが、若駒賞で３着を確保。ペース速くなれば一気台頭の可能性も。

文：松尾康司

（岩手競馬プレスリリースより）

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