ジャパンダートダービー２着のキリンジ（栗・佐々木、牡３）が、重賞初制覇を狙う。全休日の２５日は自厩舎でゆったりとくつろぎ、カイバおけに顔を突っ込んで食欲旺盛なところを見せるなど、元気いっぱいの様子だった。

三山助手は開口一番「順調にきていますよ」。２１日の１週前追い切りでは藤岡佑騎手を背に、栗東ＣＷコースで６ハロン８４秒１─１１秒９を馬なりで駆け抜けた。「もともと調教は動かない馬。（藤岡）佑介騎手にしっかり動かしてもらったので、これで変わってくると思います」と順調さを伝える。阪神は２戦２勝だが、いずれもダ１８００メートル。今回は２０００メートルに延長されるが「コース形態はいいと思います。（デビューから２戦は）芝を使っていたので、（芝とダートの）切れ目も気にしないと思う。ポテンシャルはあるし、どこからでも競馬ができますからね」と期待十分。今後に向けても、賞金を加算したい一戦だ。

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