それぞれに一長一短あり、頭数の割に難解な一戦。
G1での走りを評価するならば、朝日杯FSを制したジャンタルマンタルと、ホープフルSで致命的な不利を受けたミスタージーティーが筆頭候補となるが、朝日杯FSを制した次走で連勝を決めた馬は非常に少ないし、ホープフルSはそもそもの全体レベルが控えめ。配当妙味の薄さからも、この２頭の勝ちは無いという前提で買い目を考えたい。
実績でこの２頭と並ぶのはエコロヴァルツになるが、こちらもこちらで乱ペースの恩恵が大きかったようにも。
同じような戦法で上位進出した面々からも、スケールの面で一枚劣る感は否めず、こちらは思い切って無印に。

代わりに評価を上げるのは、ルメール騎手に乗り替わるショーマンフリート。
前走のシンザン記念は案外な内容だったが、大幅な馬体増と緩い馬場の影響に加え、名手モレイラ騎手の騎乗後とあって、直線でのフットワークに違和感を覚えた。
今回は馬場の心配はないし、一叩きの効果も見込める。ルメール騎手ならばモレイラ騎手と比べても遜色ない手腕があるし、初戦のようなインパクトのある走りを引き出してくれるようならば、ここでも勝ち切って不思議無いと見る。

ここに続くのがベラジオボンド。
初戦は仕掛けてからの反応が良く、抜け出してからは遊ぶような感じでモタれた。こうした挙動から、相手が強くなった方が走りやすそうな印象がある。
前走で３着に下したソルトクイーンが、次走で重賞通用レベルの走りで未勝利脱出を果たしているという点も後押しになるだろう。

買い目はこの２頭の馬連と、◎◯ー◎◯▲×ー◎◯▲×△という３連単フォーメーション中心に攻める。