ラップギアコース適性値【瞬７平３消０】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01ロンギング【瞬２平２消０】　８６
02リメス　　【瞬０平１消０】　８９
03マツリダス【瞬０平０消０】　７０
04リンゴアメ【瞬０平１消１】　９７
05ニシノガブ【瞬０平０消１】　８２
06モントライ【瞬１平２消０】　９９
07プルスウル【瞬１平０消０】　７７
08オリアメン【瞬０平０消１】　８３
09ファルヴォ【瞬０平１消０】　８５
10ジャガード【瞬１平０消０】　９５
11リフレイム【瞬２平０消０】　９５
12タマダイヤ【瞬１平０消０】　８３
13クムシラコ【瞬０平２消１】　８２
14ストライプ【瞬０平１消０】　９１
15レガトゥス【瞬１平０消０】　８５
16ユングヴィ【瞬１平０消０】　９４
17ロードマッ【瞬１平０消０】　８６
18ブルーシン【瞬２平０消０】１０２


同日に牝馬限定・ファンタジーＳがあるので、牡馬が中心勢力となってくる京王杯２歳Ｓだが、あえてこちらに挑戦する牝馬も少なくはない。基本的に“牝馬には厳しいレース”となっているが、レーヌミノルをはじめ、アニメイトバイオやコイウタにアウィルアウェイなど、ここで３着以内に好走した牝馬は後にＧ１級の活躍を見せている点は見逃せないだろう。それこそ、その後１年間追いかけ続けても損はないぐらいの好成績。

しかし逆に言ってしまうと、それぐらいの器でないと牝馬の勝ち負けは難しいということにもなるし、それぐらいの器であっても、なかなか勝ち切るまでは難しい（２着、３着が多い）。

１９９５年以前は牝馬の活躍が目立つレースではあったのだが、ファンタジーＳ創設の１９９６年以降、延べ５４頭が出走しての１勝だけ。勝率２％の単勝回収率３４％で、(11)リフレイムをはじめとする今年の牝馬５頭はどうだろうかと言うところ。


過去の勝ち馬を見ると、２００３年朝日杯ＦＳを制したコスモサンビームを筆頭に、２０１１年マイルＣＳ勝ちのエイシンアポロンやグランプリボス、レオアクティブ、エーシントップなど、世代を代表する短距離馬の名前がズラリ。基本的にクラシックとの関連は希薄であり、古馬になっても短距離を主戦場とする馬のレース。２歳戦とはいえ、ハッキリと短距離戦を意識した馬のレースになっている。

２０１０年には後の三冠馬・オルフェーヴルがこのレースに出走し、１番人気で１０着に大敗しているのだが、ここまで短距離志向のレースだと、ここを使ったのが間違いだったということで済む話にもなりそうだ。

そういった意味では１６００メートルでデヒューした(18)ブルーシンフォニーや(11)リフレイムよりも、１２００メートルを使われてきた(６)モントライゼ。前走の小倉２歳Ｓでは勝馬・メイケイエールの重馬場適性に屈してしまったが、３着以下を直線で４馬身突き放しており、単勝１．８倍に支持されるだけの力は示していた。実は前走前まで外国産だと思っていたぐらいのスピード馬だ。


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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。