ラップギアコース適性値【瞬５平５消０】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01ザダル　　【瞬３平０消０】１０９
02サトノルー【瞬４平０消０】１１０
03マテリアル【瞬１平１消０】　９５
04ミューチャ【瞬０平０消０】　７０
05シークレッ【瞬２平１消０】１０４
06モズベッロ【瞬２平１消１】１０８
07オセアグレ【瞬３平２消０】１０４
08リオンリオ【瞬３平２消０】１０６
09エングレー【瞬３平１消０】１０６
10サトノラデ【瞬２平０消０】１０３
11メイショウ【瞬２平２消０】１０２
12ニシノデイ【瞬０平３消１】　９８
13エターナル【瞬１平０消１】　９８
14アトミック【瞬１平４消０】１０９
15タガノディ【瞬２平０消０】１０２
16ルヴォルグ【瞬３平０消０】１１２
17ナイママ　【瞬０平０消２】１０２
18ランフォザ【瞬３平１消０】１００


セントライトは日本競馬史上初の三冠馬。１９４１年（昭和１６年）の三冠は第二次世界大戦よりも前の話であり、１９６４年（昭和３９年）のシンザンより２３年も前。セントライトの三冠から７８年が経過した現在、セントライトの記憶も、このセントライト記念のレース名称のみとなってしまった感がある。セントライトの頃２０歳だった人も、今は９８歳なのか。

セントライト記念は、ソコソコに先行力があって、ソコソコに良い位置が取れて、ソコソコの瞬発力でソコソコの脚が使える馬が有利。フェノーメノやキタサンブラックみたいな例外も一部いるのだが、セントライト記念勝ち馬の多くはここが最後の勝利、もしくは『中山のオープン特別専用機』になることが多い。

→２０１６年勝ち馬ディーマジェスティも、２０１８年勝ち馬ジェネラーレウーノも、このセントライト記念以降未勝利とであり、２０１７年勝ち馬ミッキースワローにしても今年の７月に勝つまで（セントライト記念勝ち以降）２年近く未勝利だった。


……ということはかなりレベルの低いレースなのかと思いきや、それが全然そんなことはなく、かなり厳しいペースから、かなりの瞬発力を要求されるレース。要は（同じ中山コースの）皐月賞と似たタイプのレースだと考えても良いぐらいだ。

というとこで、皐月賞馬が出てくれば、それを押しのけて他の馬に◎を打つのが個人的には困難なレースであり、続いて京成杯（中山芝２０００メートル）勝ち馬なんかも見逃せないところ。

しかし今年は皐月賞上位馬も京成杯勝ち馬もおらず、目に付くところと言えば皐月賞６着(15)タガノディアマンテ、京成杯２着(18)ランフォザローゼスと、あとは（中山芝２０００メートル）ホープフルＳ３着(12)ニシノデイジーぐらいか。ただ、できればこれら３レースは勝ち馬であってほしいところで、京成杯２着だから、ホープフルＳ３着だからと言って飛びつくほどでもない。


指数的には(16)ルヴォルグが最上位なのだが、これは『中山のオープン特別専用機』という感じでもないし、それを言えば指数２位の(２)サトノルークスにしても同じこと。……ならぱ指数３位の(１)ザダルはどうだろうか？　プリンシパルＳ勝ち馬ではあるものの、これこそ『ソコソコに先行力があって、ソコソコに良い位置が取れて、ソコソコの瞬発力でソコソコの脚が使える』、『中山のオープン特別専用機』なのでは！？

中山芝２０００メートルの勝ちタイム（２分１秒２）も、皐月賞は別として京成杯２着（２分１秒４）やホープフルＳ３着（２分１秒９）より速かったりする。３連勝中ということで思っていたよりも人気になりそうだが、それでもやはりこの馬がセントライト記念勝ち馬像に一番近い存在だと思われる。派手さは無いが渋いタイプだ。


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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。