ラップギア・コース適性値【瞬２平６消２】に近い比率の馬が有利
枠　馬　馬名　　　　　　　　　【ラップギア】　瞬発指数
1　01　ニシノラッシュ　　　　【瞬２平４消１】　　９１
1　02　シュウジ　　　　　　　【瞬２平５消１】　　９１
2　03　ミッキーラブソング　　【瞬２平６消３】　１０６
2　04　ペイシャフェリシタ　　【瞬３平５消０】　１１３
3　05　コスモドーム　　　　　【瞬２平３消５】　　９５
3　06　レッドファルクス　　　【瞬４平６消２】　１１４
4　07　ムーンクレスト　　　　【瞬５平２消２】　　９２
4　08　ヒルノデイバロー　　　【瞬２平４消４】　１０９
5　09　マイネルバールマン　　【瞬４平０消１】　１１５
5　10　ユキノアイオロス　　　【瞬１平７消４】　　９３
6　11　コロマンデル　　　　　【瞬１平６消４】　１１０
6　12　ディバインコード　　　【瞬２平４消０】　１０８
7　13　ダイアナヘイロー　　　【瞬２平３消５】　　９２
7　14　モーニン　　　　　　　【瞬４平２消０】　１１７
7　15　カラクレナイ　　　　　【瞬０平２消１】　　９７
8　16　アポロノシンザン　　　【瞬３平４消１】　１０９
8　17　モズアスコット　　　　【瞬２平２消０】　１１５
8　18　タイムトリップ　　　　【瞬１平２消１】　１０６


高松宮記念へ向けての最重要ステップとして定着してきた阪急杯。いきなり話は逸れてしまうのだが、中京競馬場の芝１２００ｍで行われる高松宮記念は、１２００ｍとしてかなり特殊なコースで、ラップギア的にはむしろ１４００ｍのレース（←高松宮記念が、ね）。

であるからして、京都芝１２００ｍのシルクロードＳや、中山芝１２００ｍのオーシャンＳよりも、阪神芝１４００ｍであるこのレースが、高松宮記念との密接な関係を持つようになっている。具体的には阪急杯を人気で勝ち負けできるような馬、それはそのまま高松宮記念でも（能力的＋適性的にも）有力な存在ということになるのだ。

そういった意味ではスプリンターが活躍しやすいレースとも考えられ、過去の勝ち馬を見てもローレルゲレイロ、ビービーガルダン、マジンプロスパーにロードカナロアなど、「距離をこなせるスプリンター」がズラリ。１４００メートル以上にも実績はあるが、１２００メートルを中心に使われていた馬たちだ。“１４００メートル専用馬”ではなく、１４００メートルもこなせるスプリンター。

しかしそういう観点から入ってみると、１番人気想定の(17)モズアスコットにしても、瞬発指数１位の(14)モーニンにしても「スプリンター？」という疑問符が付いてしまう。繰り返すが、ここは“１４００メートルの馬”ではなく、１４００メートルもこなせるスプリンターのレース。

ならば、ちょっと驚いたことに指数で２位タイに付けている(９)マイネルバールマンなんてどうだろう。試しに使ってみたダートで勝ってしまったので、その後ずっとダートを使われるようになったのだが、ラップ的には芝でこその馬。近走着順だけを見れば４着、１３着、１０着と完全にアタマ打ちにも見えてしまうのだが、内容的には全然悪くない。むしろ、ちゃんと成長の跡が見られる指数推移ではあるのだ。

(17)モズアスコットと(14)モーニンは適性微妙、しかも指数的には(５)レッドファルクスも上回ってしまっている(９)マイネルバールマンが単勝２００倍見当。もうこれは喜んで買うしか無いでしょう。当然、ここを勝つようなら高松宮記念でも有力になってくるはずで、もしそこまで予見できるなら、それこそ予想者冥利に尽きるのだけど。

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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。