３歳世代のダービーが終わり、新馬戦では２歳馬がデビュー。中央競馬は今週から新たなサイクルに入る。阪神メーンの鳴尾記念は、宝塚記念へ向けた重要なステップ。ここを差し届かなかった馬が宝塚記念を人気薄で先行し、２着や３着に粘る場面が何度も目撃されている。

２０１２年　鳴尾記念２着→宝塚記念６番人気３着　ショウナンマイティ
２０１３年　鳴尾記念３着→宝塚記念５番人気２着　ダノンバラード
２０１４年　鳴尾記念４着→宝塚記念９番人気２着　カレンミロティック
２０１５年　鳴尾記念１着→宝塚記念６番人気１着　ラブリーデイ
※ダノンバラードとカレンミロティックは３着、４着だったが、宝塚記念に出走した中では鳴尾記念の最先着馬だったｮ

特別登録馬を見て、今年の鳴尾記念はちょっとメンバーが薄いかなとも思ったのだが、前年までもそんな大したメンバーでもなかったような気もする。ショウナンマイティもカレンミロティックも、この時点では重賞１勝馬。ラブリーデイも重賞２勝馬だったし、何と言っても谷間時期のＧ３、そこまで良い馬が集まるはずも無いか。ステファノス（安田記念）やヤマカツエース（札幌記念）がここを使わないのも、考えてみれば当然のこと。

少頭数ではあるが、２０１６年アンドロメダＳ（ＯＰ）に近い流れを想定している。アンドロメダＳは１１月開催の京都芝２０００ｍハンデ戦、今回鳴尾記念の阪神芝２０００ｍ別定戦と関連は薄いように見えるかも知れないが、それでも
12.6-11.1-12.0-12.0-12.0-12.1-11.8-11.8-11.5-12.2　ラップギア±０▼３△７
これに類似するラップになるのではないかと。

～となれば、そのアンドロメダＳを勝った(７)レッドソロモン。ただ、ハンデ５５ｋｇの(７)レッドソロモンが、ハンデ５７ｋｇ(３)マイネルフロストをクビ差ほど差し切ったレースだが、今回は同じ斤量５６ｋｇ。ならば素直に(３)マイネルフロストの方かと。

(８)スマートレイアーは好走続きで１番人気が濃厚だが、内容的にはそうでもない。(５)バンドワゴンの前走も「普通の１６００万下勝ち」で、特筆すべき内容とは感じられなかった。



※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。