【コラム完全版】
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～～～『くりーくの中間調教チェック　2019　天皇賞（秋）【完全版】※最終追い切り評価つき　』～～～


こんにちは、競馬評論家のくりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回からはシンプルに前走からの中間の調整内容（評価はＡ～Ｆ）を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


１０月２７日（日）、東京１１Ｒ　第１６０回　天皇賞（秋）（３歳以上ＧI・芝２０００ｍ）

【登録頭数：１７頭】（フルゲート：１８頭）

＜優先出走馬＞

⑦スティッフェリオ（Ｃ）中4週
休み明けの前走時は坂路でかなり良い時計を連発していて、当日のパドックでも太め感は全くなくトモの踏み込みもしっかりしていて休み明けとは思えない良い仕上がりだった。この中間は前走時と比べると坂路での時計が物足りず、前走以上の上積みはなさそう。
＜最終追い切りＤ＞調教後馬体重　４５２キロ＋１０
坂路で併せ馬。先着も終い突き放すだけの勢いはない。


⑫ドレッドノータス（Ｂ）中2週
4月から休みなく使われてきていての前走の京都大賞典では馬体が大きく絞れてパドックでの仕上がりはかなり良く見えた。この中間は間隔も詰っているが先週金曜日に坂路で速い時計を出せているので良い状態をキープできているのではないか。
＜最終追い切りＤ＞調教後馬体重　４６８キロ＋１０
坂路で併せ馬。前走時は終いグッと伸びて先着していたが今回は伸びきれず併せ馬でも遅れて物足りない走り。

＜賞金上位順＞

②アーモンドアイ（Ｂ）5ヵ月
5ヵ月間が空いた休み明けとなる今回はこれまでと同じような時期にトレセンに戻り3週前から時計を出している。1週前の動きに関しては5ヵ月ぶりとなるためレースを使っている時と比べると迫力が少し足りない感じに見えるが軽く先着していて動きは悪くない。あとは気合いが乗ってくれば。
＜最終追い切りＢ＞調教後馬体重　４８３キロ−１
南Ｗ３頭併せの内。先週と同じように内に併せての先着。特にビッシリ追うこともなく軽く肩ムチが入る程度でスーッと伸びて重い感じはないが休み明けにしたらおとなし過ぎてやや迫力に欠ける感じはある
。

⑮ウインブライト（Ｄ）中4週
休み明けの前走は距離も長かったかもしれないが調教の動きも重たく良い時の動きではなかった。この中間も乗り込まれているが1週前追い切りの動きを見ても良い時のような手応え抜群でコーナーを回ってくる動きにはなく変わり身は感じられない。
＜最終追い切りＣ＞調教後馬体重　４９３キロ－１
南Ｗ併せ馬の外。先週よりもコーナーに入るまでは勢いがあったが直線思ったほど伸びず。


⑩サートゥルナーリア（Ｂ）中4週
前走の神戸新聞杯時と同じようにこの中間も単走で乗り込まれている。動きに関しても2週前の坂路、1週前のＣＷと折り合いもしっかりついていて休み明けを一度使われてガス抜きができた感じ。行きたがるぐらいの気合い乗りもほしい感じもするがレース前にテンションが上がり過ぎてしまうよりは落ち着きがある方がレースでも乗りやすいのではないかと思うのでこれはこれで良い。
＜最終追い切りＢ＞調教後馬体重　５０６キロ＋８
ＣＷ単走。スミヨン騎手騎乗で追い切られ単走での追いきりだったが直線前に他厩舎の馬たちがいて多少追いかけようとする面は見せていたが鞍上が押さえてコントロールできていたので気性的には成長しているところはありそう。


⑭ワグネリアン（Ｃ）中9週
札幌記念を使われているので1週前追い切りの動きを見ても素軽く、仕掛けられてからの反応も良い。ただ首が上がり気味の走りで良い時のような力強さがない。
＜最終追い切りＢ＞調教後馬体重　４６８キロ−４
坂路を単走。気合い乗りも良くチップの蹴り上がりも良く前走よりも上積みはありそう。


⑯アルアイン（Ｄ）4ヵ月
宝塚記念からの休み明けでかなり乗り込まれているが1週前追い切りの動きを見ても動きが重い。良い時のような持ったまま速い時計が出るくらいの走りにはまだない。
＜最終追い切りＣ＞調教後馬体重　５３４キロ＋１４
坂路で併せ馬。終い伸びて先着もまだ重たさが残る走り。


⑨ダノンプレミアム（Ｃ）5ヵ月
安田記念からの休み明けで3週前からＣＷを長めから追い切られているが1週前の追い切りでは格下馬に楽な手応えで差し返されていて走りに力強さと迫力がない。
＜最終追い切りＣ＞調教後馬体重　５１３キロ＋９
ＣＷ併せ馬の内。力強さはあるがガクガクするところがあって物足りない動き。


⑤アエロリット（Ａ）中2週
毎日王冠のコラムでもかなり良い評価をしていた馬でレース当日も東京競馬場でパドックを見ていたが外々を気分よく周回していてかなり良い出来に見えた。この中間も先週金曜日に南Ｗでしっかり時計を出しているので疲れはなさそう。中2週、中3週では3戦3連対東京コースも相性の良い競馬場と好条件が揃っていてあとは距離の２０００ｍが良い方に向けばレース展開を左右する馬だけに怖い存在になりそう。
＜最終追い切りＡ＞調教後馬体重　５２２キロ＋６
南Ｗ単走。ゆったりした走りだが手応えは抜群に良く終いまで集中した走りで走りに余裕がある感じ。


④スワーヴリチャード（Ａ）4ヵ月
宝塚記念からの休み明けになるが昨年とは違って坂路、ＣＷ、坂路、ＣＷと内容が良く時計もしっかりでていて今年の方が内容は良い。１週前には横山典騎手が騎乗して追い切られたが初騎乗も動きも良くしっかりコントロールできていて相性も良さそうだった。
＜最終追い切りＢ＞調教後馬体重　５３０キロ＋６
ＣＷ併せ馬の内。全体的に重心が高く直線に向いて左にササる面は出ているが鞍上が押さえるのに苦労するくらい勢いはあり昨年のこのレースの出来よりはかなり良い。


③ケイアイノーテック（Ｃ）中2週
この中間1週前には時計を出しているのは良いが時計は平凡。最終追い切りでどこまで変わってくるか。
＜最終追い切りＤ＞調教後馬体重　４８４キロ＋１４
坂路単走。ややフラつくところがあったり終いは重心が上がり気味で時計ほどの動きにない。

スカーレットカラー※出走回避。

⑥ユーキャンスマイル（Ａ）中7週
新潟記念を勝っての参戦でこの中間は乗り込み量も豊富で1週前の追い切りでは3頭併せの内に併せてしぶとく先着。右回りの追いきりで動きにぎこちなさはあったがいつものことなので問題ない。左回りは断然に良く長距離戦を勝つスタミナ、新潟の速い時計の馬場にも対応できる馬でオーナー3頭出しのなかでも一番適性がありそう。
＜最終追い切りＡ＞調教後馬体重　４９８キロ＋２
芝コース併せ馬の内。重心が低く首をグッと下げて力強い走りで力強く先着。


⑧マカヒキ（Ｂ）4ヵ月
前走の宝塚記念ではかなり乗込まれていて好評価した馬だったがレースでは後方のまま見せ場なく終わってしまった。休み明けの今回もしっかり乗り込まれていて1週前の追い切りの動きも良いので状態は良さそうだが･･･
＜最終追い切りＤ＞調教後馬体重　５０６キロ−２
栗東坂路単走。全体的に重心が高い走りで力強さがなく終いは脚が上がり気味。


⑬ランフォザローゼス（Ｃ）中2週
使われつつ良くなってはいると思うがこの中間も間隔が詰まっていてガラッと変わった感じはない。
＜最終追い切りＥ＞調教後馬体重　４９６キロ＋６
南Ｗ３頭併せの内。前脚が前に出ていない走りで走りに力強さがなく伸びる感じがない。


➀カデナ（Ｂ）中7週
前走からは間隔が空いていてこの中間も乗り込み量は豊富で坂路での時計もしっかり出ていて良い状態をキープできている感じ。
＜最終追い切りＣ＞調教後馬体重　４８８キロ＋１０
坂路単走。勢いよく坂路を駆け上がってきたが最後脚が上がり勢いだけの走り。


⑪ゴーフォザサミット（Ｃ）中4週
この中間は乗り込み量も豊富だが1週前の追い切りの動きを見ると首が高く走りに力強さがない。
＜最終追い切りＢ＞調教後馬体重　５１４キロ＋１０
南Ｗ３頭併せの外。首が高い走りだが今回は外に出して伸び脚は良く前走よりも上積みはありそう。



今回は天皇賞（秋）編でした。
残念ながらベスト8で敗れてしまいましたが、日本チームの大活躍によりラグビーワールドカップが予想以上に盛り上がっています。今大会によってたくさんの人たちがラグビーに興味を持ったと思いますし、何よりも超満員のスタジアムで試合ができた選手、関係者たちはとてもうれしかったのではないかと思います。
私の地元静岡県でもラグビーワールドカップの試合が何戦か行われたのですが、ウマニティでもおなじみの競馬評論家・伊吹雅也さんが『スコットランド対ロシア』戦を観に、埼玉から静岡まで来てくれました。伊吹さんとは東京では何度もお会いしていて、会うたびに静岡に行きたいという話をしてくれていたので、私の方も「お越しの際は観光案内しますよ」と約束していたのですが、今回念願叶ってご案内（というか、一緒に観光^^;）をさせていただきました。普段、一人でゆっくり観光することが多いと思われる伊吹さんを、半日で10ヶ所くらい車で連れ回してしまって疲れたのではないかと思いますが、ラグビーも食事も楽しんで頂けたようなので、またこちらに遊びに来て頂きたいです。静岡は競馬の施設がほとんどないのでこちらに競馬関係の人が来る機会はほとんどなく、私にとっても“ホーム”でお迎えする貴重な体験となりました。伊吹さんいろいろとありがとうございました。
競馬の世界も各国それぞれ伝統的な国際レースが行われていて、それらのレースに挑戦する日本馬は多くなってきましたが、世界選手権やワールドカップのようなレースはまだ行われていません。検疫や馬場の違いなどの問題もあったりして、各国足並みを揃えるのが大変な面はあると思いますが、『競馬ワールドカップ』のような毎年もしくは数年に一度持ち回りで、いろいろな国で行うレースがあっても良いのではないかと思います。持ち回りなら日本で開催される年もあると思いますし、サッカーやラグビーのように日本馬を日本中で応援していつもの競馬とは違う盛り上がりがありそうですが、いかがでしょうか。
さて、今週は週前半には天皇陛下の『即位の礼』が行われた流れから、週末には絵にかいたようなスケジュールで天皇賞（秋）が行われます。豪華なメンバーが揃い、競馬場を初めて訪れるという方たちもたくさんいるのではないかと思います。そんな人たちがもう一度競馬場に行きたいと思ってくれるような、記憶に残るようなレースになることを期待しています。私もこの天皇賞（秋）の第100回をテレビで観て競馬が好きになったひとりなので、ダービーの次に競馬場で観戦することが多いレースですし、今年ももちろん東京競馬場に観戦に行く予定ですよ。
それでは次回、エリザベス女王杯編（予定）でお会いしましょう。
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東京のメインは天皇賞（秋）。今年の◎は⑥ユーキャンスマイル。左回り３戦３勝、東京競馬場１戦１勝、芝２０００ｍ３戦３連対ととにかくこの条件でこそ狙ってみたい馬。スタミナもあり長く良い脚を使えて速い時計の馬場にも対応できて多少馬場が悪くなっても問題はなさそう。状態に関しても前走の新潟記念から間隔も空いていてジックリ乗り込まれて先週今週と併せて先着していてかなり良い状態。令和最初の記念になるレースなので馬名も勝ち馬に相応しいのではないかと思いますので強い馬がいますが条件はかなり向いているので頑張ってもらいたい。

◇ご購入ありがとうございます。あなたの馬券が当たりますように!!＼(^o^)／(*^^)v