全馬解説
1.ソーヴァリアント 牡5
ルメール 58　
5走前の21年チャレンジＣは重賞としてはやや高レベル勝ち。　
4走前のオールカマーは心房細動発症で度外視。　
3走前の22年チャレンジはが重賞としては水準レベル勝ち。　
2走前の中山記念は大幅体重増だったし、4頭分外を回るロスも生じた。　
前走の鳴尾記念は外枠でロスが生じたし、壁が作れずかなり掛かって自滅。　能力的にはここでも上位だが、気性面に課題がある馬。札幌のタフ馬場は合うし、折り合い面や集中力の面で1番枠替わりも絶好。リングハミに換えることもプラスに働けば一変が見込める。

2.ウインマリリン 牝6
松岡正海 56　
昨年の札幌記念は力負けの形。　
3走前のエリザベス女王杯はハイペースを前に行って展開不向きながら0.3秒差で、勝ち馬に引けを取らない内容。　
休み明けで大幅な上昇は見込みづらいが、小回りで上がりが掛かる状況の内枠は合うので昨年と同程度のパフォーマンスが見込める。

3.ウインマイティー 牝6
和田竜二 56　
前走のマーメイドＳは外を回るロスがありながら0.1秒差だったので、勝ち馬に引けを取らない内容。　
右にモタレる面があるので内枠はプラスだし、タフ馬場替わりもプラスで上昇が見込める。

4.シャフリヤール 牡5
横山武史 58　
3走前の天皇賞秋はかなり掛かって自滅したし、緩い流れで上がりが速過ぎる状況も合わなかった。　
2走前のＪＣは15番枠で4頭分外を回りかなりロスが生じながら0.1秒差で悪くない内容。　
折り合いに課題がある馬なので距離短縮ローテで上がりが掛かる状況になりそうなのはプラスだが、洋芝のタフ馬場は合わない可能性が高い。左にモタレる面に課題があるので、右回りのツーターンもやや不安。

5.ジャックドール 牡5
武豊 58　
2走前の大阪杯は淀みない流れの逃げに持ち込んでＧ1としては水準レベル勝ち。　
前走の安田記念はやや掛かったし、東京のワンターンで控える状況もベストではなかった。　
逃げなくても問題ないが、大トビでごちゃつく状況は避けたい馬。逃げたいアフリカンゴールドとユニコーンライオンが自身の外にいるので、前半出して行くと競ったり掛かるリスクが生じる。能力上位だが、大阪杯や昨年の札幌記念を勝ったときよりは厳しい状況になる可能性が高い。

6.ダノンベルーガ 牡4
モレイラ 58　
3走前の天皇賞秋は時計が速い2000ｍがやや忙しかったし、2走前のＪＣは4頭分外を回るロスが生じたうえ直線挟まれる不利もあったのでどちらも悪くない内容。　
能力的には通用するが、これまでのキャリアで皐月賞だけ明らかにパフォーマンスが低いのでツーターンの右回り替わりはマイナス。休み明けは割引。

7.ヤマニンサルバム 牡4
吉田隼人 58　
前走はハイペースを4角2番手で展開不向きだったし、右回りも合わなかった。　
出して行った後なので控えると掛かるリスクが生じるし、引き続き右回りはマイナスで大幅な上昇は見込みづらい。

8.マテンロウレオ 牡4
横山典弘 58　
3走前の京都記念と2走前の大阪杯は内をロスなく運べて展開が向いたので力負けの形。　
前走の天皇賞春は3200ｍが長かったが、折り合えたのは収穫。　
上がりが掛かる状況の2000ｍ替わりはプラスだが、2、3走前からの大幅な上昇は見込みづらい。

9.アフリカンゴールド セ8
国分恭介 58　
2走前の阪神大賞典は得意の阪神内回りだったし、スローペース逃げで展開が向いたので力負けの形。　
前走の天皇賞春は心房細動発症で度外視できるが、今回は2走前ほど楽な状況になる可能性は低い。

10.トップナイフ 牡3
横山和生 55　
2走前の皐月賞は出遅れたが、ハイペース後方で展開は向いたのでほぼ力負けの形。　
前走のダービーは出遅れてスローペース後方で展開不向きだったし、騎手があまり追わなかったので着差ほど悪い内容ではない。　
小回り2000ｍ替わりはプラスだがここでは能力的に見劣るし、スタートも課題であてにしづらい。

11.ラーグルフ 牡4
戸崎圭太 58　
2走前の中山記念は4頭分外を回るロスが生じながら0.1秒差なので勝ち馬に引けを取らない内容。　
前走の大阪杯は初めての阪神遠征で輸送減があったし、時計が速い状況で直線ややスムーズさを欠いたのも響いた。　
タフ馬場替わりはプラスで、スムーズに運べれば上昇が見込める。休み明けは割引。

12.ヒシイグアス 牡7
浜中俊 58　
2走前の中山記念は重賞としてはやや低レベル勝ち。1800ｍは忙しかったが、力を出し切れない馬が複数いたので勝てた。　
前走の大阪杯は時計が速過ぎたし、14番枠で外を回るロスや輸送減も響いた。　
タフ馬場替わりはプラスだが、引き続き外枠で距離ロスが生じるリスクがある。縦長のハイペースが理想。

13.プログノーシス 牡5
川田将雅 58　
常にスタートや折り合いに課題があり乗りにくい馬。　
3走前の中日新聞杯は折り合いに専念する乗り方をして展開が向かなかったが、内容は一番強かった。　
2走前の金鯱賞は出遅れて掛かり、スローペース後ろ目外でロスが生じ展開不向きだったが能力上位で勝てた。　
ここでも能力は上位だが、今回も出遅れる確率が高く、外枠で流れが緩むと自滅するリスクが高い。ハイペースで壁を作れる状況が理想。

14.イズジョーノキセキ 牝6
岩田康誠 56　
前走のクイーンＳは久々で斤量57キロだったし、直線仕掛けが遅れながら0.4秒差でスムーズなら2着争いはできた。　
叩いて距離延長ローテや斤量減はプラスだが、内で溜める形が合う馬なので外枠はマイナス。流れが緩んで外を回る形だと厳しく、下げて内に入れる乗り方を試みる可能性が高いので、ハイペースが理想。

15.ユニコーンライオン 牡7
国分優作 58　
2走前の宝塚記念と前走の函館記念はハイペース逃げで展開不向きだったが、衰えもある。　
斤量減で楽逃げなら上昇が見込めるが、内にジャックドールやアフリカンゴールドがいる並びの大外枠なので前半脚を使わされるリスクが高い。控える形だと掛かったり距離ロスが生じるリスクがある。