ラップギアコース適性値【瞬９平１消０】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01エレナアヴ【瞬１平１消０】１０１
02クリアサウ【瞬０平１消０】１０６
03グランチェ【瞬１平０消０】１０２
04セツメンノ【瞬０平１消０】１０３
05トライフォ【瞬１平０消０】　８６
06ウーマンズ【瞬１平０消０】１０７
07ビッククイ【瞬１平０消０】１０２
08トロワマル【瞬０平１消０】　８７
09タイムマシ【瞬１平０消０】　９７
10グライユル【瞬０平０消１】　７０
11モーベット【瞬１平０消０】　９８
12ウインカー【瞬１平１消０】１０５
13ペールエー【瞬０平１消０】１０４
14カイアワセ【瞬１平０消０】　７７
15シコウ　　【瞬０平１消０】　９０
16サナチャン【瞬１平０消０】１０３


現施行条件になってからの過去１７年で１番人気が８勝。勝ち馬を一覧すると２０１０年１着マイネイサベル（９番人気）以外の勝ち馬１４頭が４番人気以内であり、５番人気以下は買うだけ無駄というレースにも見えてしまう。

しかしそれは勝ち馬に限った話で、実は毎年のように２桁人気の馬が２着、３着に入るのが新潟２歳Ｓというレース。過去１６年で、１０番人気以下の馬が７頭も２着に。その中には勝ちに等しい惜しい２着もあり、一概に「堅いレース」と決め打つワケにもいかないか。

ただ、１番人気が勝つにしても人気薄が勝つにしても、ある程度傾向は決まっており、そこに当てはめていけば、勝ち馬を探すことはそう難しいことではないのではないか（と毎年思わされている）。

１．（ラップギア分類の）瞬発戦を勝ち上がっていること。
２．その瞬発戦はラップギア▼10以上の超加速瞬発戦であること。
３．その瞬発戦を、後方から最速で上がって来ていればベスト。

その線で考えると、今年は(６)ウーマンズハート、(９)タイムマシンと(11)モーベットの３頭。……人気馬で該当しないのは(13)ペールエールだけなのか。その３頭の中でも、破格のレースをしてみせたのは(６)ウーマンズハート。そのラップタイム
12.7-12.1-13.0-13.3-12.4-11.1-10.7-10.9
のラスト２ハロン10.7-10.9は驚異的だ。こういった極端なラップタイムで勝った馬は「その後も極端なラップタイムの時しか勝てない」という可能性もあるのだが、この新潟２歳Ｓはまさにそういうラップになるレース。試金石は次走以降、ここは単なる通過点だと考えられる。


----------
※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。