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【オークス】ミルコ史上9人目のクラシック完全制覇へ ワルキューレ自信

 ミルコ・デムーロ騎手(39)が、「第79回オークス」にサトノワルキューレで挑む。サンスポ賞フローラSを最後方から一気に差し切り、2400メートル戦も牡馬相手に勝っているパワー&スタミナ砲。史上9人目となるクラシック完全制覇の快挙もかかり、Vへの気持ちは高まるばかりだ。

 --フローラSは終始しんがりから差し切った

 ミルコ・デムーロ騎手「タイミングが合わずにスタートは少し出遅れたけど、それでも、いつもより出たほう。府中の2000メートルは1コーナーでゴチャつくし、内枠((4)番)でもあったからあのポジションになったけど、すごく強かった」

 --自信はあった

 「新馬のときからいい馬だと思っていたけど、最初はズブいところがあって、ジリジリとしか伸びなかった。それが一戦ごとにどんどん変わり、大人になってきた感じだね。直線でビュンと伸びて、オークスがすごく楽しみになる内容だった」

 --状態面はどう見えているか。馬体は一戦ごとに減っている

 「前走はあまりいい状態ではなかったと思う。馬体は、競馬が近づくと減るようだ。ただ、16日の朝に馬を見たら、戻っているように見えたよ。長距離輸送があっても大丈夫じゃないかな」

 --2400メートルを走った経験があるのはメンバー中2頭で、Vは唯一。

 「距離はまったく問題ないね。賢くて折り合いがつくから。前走の2000メートルは短いかなと思っていたくらいで、直線が長くてよかったよ」

 --あとは桜花賞組など相手関係。今年の3歳牝馬はレベルが高い

 「ハイレベルだよね。アーモンドアイの桜花賞は本当に強い勝ち方だった」

 --予報では、週末は少し天気が崩れそう

 「悪い(重)馬場のデビュー戦で勝っているので心配はない。ただ、アーモンドアイも道悪は大丈夫なので、残念だよ」

 --勝てば、クラシック完全制覇がかなう

 「何とか達成できるよう頑張りたい。でも、馬の気持ちを大事に乗ることが一番だと思っています。賢い馬だから自信を持って乗りたいですね」



(夕刊フジ)



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