春のダートスプリント王を決める『第３５回東京スプリント』（ＪｐｎⅢ、ダ１２００メートル）が１０日、大井競馬場で行われる。昨年のカペラＳを制したテイエムトッキュウをはじめ、根岸Ｓで２着のアームズレイン、２０２０年の覇者ジャスティンなどＪＲＡ、地方のスピード自慢が集結。今年のスプリント路線を占う意味でも見逃せない。

アームズレインが重賞初制覇を決める。２走前にオープンを快勝し、続く根岸Ｓで２着。勝ち馬の決め手に屈したものの、０秒４差に粘り能力を示した。地方は初めてだが、５００キロ超の馬格から力が要る馬場は問題はなく、ダート１２００メートルは【４・０・１・１】と得意。正攻法の競馬で春のスプリント王に輝く。前走のカペラＳを制したテイエムトッキュウも侮れない。同型との兼ね合いが鍵だが、マイペースに持ち込めれば好勝負。前走は斤量差が響いたクロジシジョーも見直したい。

２日目は不良で行われ、時計は前日より少し速め。傾向としては前残りで、番手の外につけた馬の好走が目立った。３日目は回復に向かう見込みだが、重程度なら引き続き先行馬に注意したい。

◆藤田凌騎手「時計はやや速めで、少し前残り気味といったところ。２、３列目の外が理想だと思います」

★優先出走権…『東京スプリント』の１、２着馬（地方所属馬に限る）に「かしわ記念」（５月１日、船橋、ＪｐｎⅠ、ダ１６００メートル）の優先出走権が与えられる。

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