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兵庫3歳3冠ロードの初戦、「第55回菊水賞」が6日、園田競馬場で10頭立てで争われ、田中学騎乗で1番人気に推されたベラジオソノダラブ(牡・坂本)が序盤でハナに立つと、そのまま押し切って優勝。兵庫若駒賞、兵庫ユースカップに続く重賞3勝目を挙げた。田中学騎手は菊水賞3勝目(重賞通算77勝目)、坂本和也調教師は同初勝利(同8勝目)となった。
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スタートを決めたスマイルミーシャが行く構えを見せたところを、外からベラジオソノダラブが主張して1周目の3コーナーでハナに立ち、淡々とした流れに持ち込んだ。勝負どころで後続の手綱が激しく動きだすが、なかなか差が詰まらない。序盤からのリードを保ったベラジオソノダラブが危なげなく逃げ切り、3歳3冠の初戦を制した。2着は2番人気のスマイルミーシャ、3着は3番人気のニシケンボブで3連単1440円(2番人気)の平穏決着。タレントの橋本マナミがベラジオソノダラブの関係者とともに表彰台に上がり、喜びを分かち合った。次走は3冠の第2戦、兵庫チャンピオンシップ(5月3日、園田、1870メートル)を予定している。
♦田中騎手「スタートが良かったので、行ってみようと。後ろは気にせず、道中は折り合いに専念していました。落ち着きが出てきましたし、もう少しハミを抜いて(リラックスして)走れるようになればいいですね」
◆坂本調教師「『ゲートを出れば行ってくれ』と話しました。逃げると自分のリズムで走れますね。まだまだ成長すると思います」