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ウマニティ重賞攻略チームがダートグレード競走をあらゆる切り口で考察!今回はマリーンカップ2021・血統予想をお届けします!
2016年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が9頭、Northern Dancer系が3頭、Mr. Prospector系が2頭、A.P. Indy系が1頭。なお、昨年はゴールドアリュール産駒の5番人気サルサディオーネが勝利している。
サンデーサイレンス系のなかでも、とくにゴールドアリュール産駒が1勝、2着2回、3着1回と好相性を示しており、昨年においては孫世代にあたるエスポワールシチー産駒の2番人気メモリーコウも2着に好走していた。
サルサディオーネは、父ゴールドアリュール×母サルサクイーン(母の父リンドシェーバー)。本馬は昨年の勝ち馬ということで血統面での不安はなく、前走エンプレス杯でも2着と健在ぶりを示していたように、7歳となっても衰えた様子は感じられない。デビューから全8勝を左回りで挙げるサウスポーでもあり、抜群の相性を誇るゴールドアリュール産駒としても注目しておきたい存在だ。
フェアリーポルカは、父ルーラーシップ×母フェアリーダンス(母の父アグネスタキオン)。本馬は初めてのダート戦となるが、近親にはダートで実績を残している馬も多く、伯父サイレントディールがダートグレード競走で2勝を挙げるほか、伯母トゥザヴィクトリーもダート初挑戦ながら01年フェブラリーSで3着と好走した実績を持つ。また、一昨年の勝ち馬ラーゴブルーが従姉であることも強調できるだろう。
マドラスチェックは、父Malibu Moon×母Gloat(母の父Mr. Greeley)。本馬はA.P. Indyの直系となるが、同父系は18年ヤマニンアンプリメ(父シニスターミニスター)が3着に好走。また、母GloatのGone West、Storm Cat、Easy Goer、Private Accountという種牡馬の並びからは19年3着リエノテソーロも想起させる。本質的には短い距離のほうが向く血統構成をしているため、久々のマイル戦で善戦止まりの競馬に終止符を打てるか注目したい。
■注目馬
サルサディオーネ フェアリーポルカ マドラスチェック