PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にグランドボヌール(15.7pt)、デスティニーソング(13.0pt)、チトニア(12.7pt)、ウィンドライジズ(11.7pt)、ナイトバナレット(11.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

　グランドボヌールが逃げる展開。その後にニシノウララ、ウィンドライジズがつけて、淡々としたペースが濃厚。グランドボヌールが単騎気味に逃げる可能性が高いと見ています。

　よって、◎には、4走前の中京500万下で1クラス上に値する指数で圧勝すると、この舞台の前々走でも1クラス上に値する指数で逃げ切った(2)グランドボヌールを推します。前々走は芝1400ｍで走破タイムも1分20秒0と優秀。前走・フリーウェイＳは、外枠から無理に逃げてオーバーペースを刻んだことが敗因。今回は降級。休養明けでも巻き返しが期待できるでしょう。

　〇は、デビュー戦以来の芝のレースとなった前走・甲東特別では好スタート切って、楽にスピードに乗れた(3)メイショウオーパス。ハンデが53Kgと軽かったにせよ、ダートでは行きっぷりが悪かったこの馬が、芝でダッシュがついたのは、本質が芝馬だからこその部分もあります。今回は休養明け2戦目、ひと叩きされての上積みとダート慣れに期待します。

　▲は、近走はダ1400ｍばかりを使われ、差す形をマスターして成績が安定した(5)デスティニーソング。昇級初戦の前走・豊栄特別でも3着。前走は前崩れの流れに恵まれたにせよ、前を見ながら動いて行ける差し馬は、どのような展開でも大崩れしないことが多いので、ここは3番手評価としました。