PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアドマイヤスター(9.7pt)、コロナシオン(8.7pt)、グレンマクナス(8.3pt)、ヤマニンペダラーダ、メイショウサワカゼ、ハギノアレス(ともに5.7pt）。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、2歳時に新馬戦を勝利したブエナビスタの仔(3)コロナシオンを推します。この馬は、もともと指数的には平凡なところがあり、ここまでは人気先行で凡退を繰り返してきました。しかし、昨秋の復帰初戦では、500万下勝利級のPP指数で3着と好走。前走は時計の掛かる馬場で勝ちに行く競馬をしたために、6着と失速してしまいましたが、内容は悪いものではありません。今回のメンバーでは指数上位の存在だけに、このあたりでの素質覚醒に期待します。

　○は、札幌2歳Ｓ当日の時計の掛かる馬場、さらに速い流れを、4コーナー先頭の勝ちに行く競馬で3着と好走した(15)グレンマクナス。前走で激走したことで体調を崩して復帰が長引いたようですが、前走がオーバーワークになってしまうようでは、それほど素質の高い持ち主とはいえないので対抗評価まで。しかし、前走内容から500万下ならば、十分通用するでしょう。

　▲は、芝路線に転向してからは、このクラスで上位常連の(6)アドマイヤスター。この馬は前に行けるスピードがないため、常に前を目標に動いて掲示板入りを繰り返していますが、今回もそういった感じで善戦してくる可能性が高いでしょう。