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12月25日の阪神11R・りんくうステークス(3歳以上オープン、ダート1200メートル、別定、16頭立て)は、2番人気で藤岡康太騎手とコンビを組んだケイアイドリー(牡5歳、栗東・村山明厩舎)が好位のイン追走から外に持ち出して差し切り快勝。2度目のオープン勝ちを飾った。タイムは1分10秒6(良)。
1馬身1/2差の2着は直線でただ一頭、差し脚を伸ばしてきたスナークダヴィンチ(8番人気)。さらに1/2馬身差の3着には好位からしぶとく伸びたクインズメリッサ(3番人気)が入った。
59キロを背負った1番人気デュアリストが先手を取り、オープンの6ハロン戦としては落ち着いた流れ。2番人気のケイアイドリーはややゲート入りに手間取ったものの、レースでは好位のインをぴたりと追走した。直線では粘るデュアリストをクインズメリッサがかわそうとするところに、外へ進路を取ったケイアイドリーが勢い良く並びかけてそのまま差し切って快勝。伏兵スナークダヴィンチが鋭く伸びて2着に食い込み、クインズメリッサはデュアリストをかわして3着を確保した。
◆藤岡康太騎手(1着 ケイアイドリー)「1200メートルというのもあって、スタートをしっかり出して、主張していこうと思っていました。その中で、前走でハナを切っていい結果ではなかったので、馬の後ろにつけてひとタメさせたかったですし、うまく道中を運べました。外に出してからはこの馬本来のすごくいい脚を使ってくれましたね。今後が楽しみです」
◆村山明調教師(同)「1200メートルでも1400メートルのような内容でした。好位で脚をためて。1200メートルは駄目かなと思っていましたが、良かったです。これで地方のダート重賞も狙っていければ。もう一つ勝たないとかもですが。阪神は相性がいいですね。少し間をあけてあげたいので、また3月ぐらいからになると思います」
りんくうSを制したケイアイドリーは、父エスポワールシチー、母アルヴェナ、母の父Seeking the Goldという血統。通算成績は17戦6勝となった。