競馬ニュース > 記事
先週は欧州で2人の女性騎手が重賞初制覇を飾った。
1人は既報の通り、15日に25歳になったフランスのミカエル・ミシェル騎手。イタリアダービー当日の12日、ローマ・カパネレ競馬場のGIIIカルロダレッジオ賞(8頭)で2番人気のドイツ調教馬ヴェルデルベを先行策から勝利に導き、4度目の重賞挑戦で初制覇を果たした。
フランスの女性騎手による平地競馬での重賞制覇は、2015年にGIIIヴィシー大賞を勝ったアメリー・フーロン騎手以来2人目。昨年初来日し、日本競馬に魅せられたミシェル騎手は外国人騎手としてC・ルメール騎手、M・デムーロ騎手に次ぐ3人目のJRAへの移籍を目指して、日本語学習を続けている。
もう1人は英国のホリー・ドイル騎手(23)。9日にニューマーケット競馬場で行われたGIIプリンセスオブウェールズS(7頭)を、5番人気のダムマリオットで優勝した。デビュー8年目のドイル騎手は18年のシャーガーCでも勝利を収めるなど注目され、昨年は年間116勝を挙げて英国の女性騎手最多勝記録を達成。今年も英リーディングの上位に入っており、将来が嘱望されている。(在仏競馬記者)