６月１４日（水）の川崎１１Ｒで行われた第５９回関東オークス（３歳オープン、牝馬、ＪｐｎⅡ、ダート２１００メートル、定量、１３頭立て、１着賞金＝３５００万円）は、戸崎圭太騎手の３番人気パライバトルマリン（美浦・林徹厩舎）が交流重賞初制覇。フェブランシェ（２番人気）が大外枠から先頭に立つ中、道中は２番手でピタリとマークすると、２周目の勝負どころでじわじわと前との差を詰めて、３コーナー過ぎで先頭に立ちそのまま押し切った。タイムは２分２０秒４（稍重）。

１馬身差の２着にはクレメダンジュ（５番人気）、さらに３／４馬身遅れた３着にメイショウオーロラ（１番人気）が入った。

◆戸崎騎手（パライバトルマリン１着）「道中はゆったりと、上手に走ってくれた。距離をクリアできて視野が広がった」 　

◆和田竜騎手（クレメダンジュ２着）「デキは良く、スタートも切れて流れに乗れた。一戦ごとに力をつけているし、これからに期待」 　

◆横山典騎手（メイショウオーロラ３着）「落ち着いて走ってくれました。よく頑張っています」 　

◆本橋孝騎手（メイドイットマム４着）「４コーナーの手前でズブい面を見せた。あそこで踏ん張れていれば…。ただ、力があるところを見せられた」 　

◆今野忠騎手（マルグリッド５着）「もたれながら走っていた。でも最後もよく伸びたし、利口な馬」 　

◆ルメール騎手（フェブランシェ７着）「跳びが大きく、小さい競馬場は合わない。ただ、物見をしながらも冷静に走ってはいた」 　

■パライバトルマリン　父マリブムーン、母プライヴェートジェット、母の父スマートストライク。鹿毛の牝３歳。美浦・林徹厩舎所属。米国産。馬主は吉田和美氏。戦績４戦３勝（うち地方１戦１勝）。獲得賞金５１００万円（うち地方３５００万円）。重賞は初勝利。関東オークスは林徹調教師が初勝利、戸崎圭太騎手は２０１６年タイニーダンサーに次ぐ２勝目。馬名の意味は「希少価値のあるトルマリン」。

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