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ダート路線を歩む3歳馬にとっては最高峰となる世代限定のダートグレード競走で、JRA所属の一線級はもちろん、全国各地のダートクラシック戦線で鎬を削ってきた馬たちが一堂に会する注目の一戦。石川ダービー、九州ダービー栄城賞、兵庫ダービー、東北優駿(岩手ダービー)、東海ダービー、北海優駿(ダービー)、高知優駿、これらダービーシリーズ(かつてのダービーWeek)は指定競走として扱われているため、優先出走権の付与される東京ダービーを除き、優勝馬を同一地区内の他馬よりも優先してジャパンダートダービーに選出する方針がとられている。また、1964年から羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞の3レースで形成されてきた南関東三冠は、1999年にジャパンダートダービーを加えて南関東四冠とも称されるようになった。2001年にトーシンブリザード(船橋)が史上初、そして2001年をもって東京王冠賞が廃止されたことに伴い、唯一無二となる四冠の偉業を達成している。一方で、現行のクラシック体制となった2002年以降に三冠を達成した馬は現れていない。JRA所属馬もゴールドアリュールやカネヒキリ、サクセスブロッケン、クリソベリルなど、ダート界の一時代を築く名馬たちが歴代の勝ち馬として名を連ねていることから、それらに一矢報いる走りを示すことは容易ではないのだろう。
1996~1998年まで4歳(現在の3歳)限定の指定交流競走として施行されていたスーパーダートダービーを引き継ぐかたちで1999年にレース創設。第1回から施行場所・施行距離は変わることなく、現在も大井ダート2000mが舞台となっている。なお、東京王冠賞の廃止に伴い、2002年以降は南関東三冠レースの最終戦としての役割も担う。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第25回 |
2023年7月12日
大井
ダ2000m
|
ミックファイア
大井
牡3 御神本訓
渡邉和雄
|
第24回 |
2022年7月13日
大井
ダ2000m
|
ノットゥルノ
JRA
牡3 武豊
音無秀孝
|
第23回 |
2021年7月14日
大井
ダ2000m
|
キャッスルトップ
船橋
牡3 仲野光馬
渋谷信博
|
第22回 |
2020年7月8日
大井
ダ2000m
|
ダノンファラオ
JRA
牡3 坂井瑠星
矢作芳人
|
第21回 |
2019年7月10日
大井
ダ2000m
|
クリソベリル
JRA
牡3 川田将雅
音無秀孝
|
第20回 |
2018年7月11日
大井
ダ2000m
|
ルヴァンスレーヴ
JRA
牡3 M.デム
萩原清
|
第19回 |
2017年7月12日
大井
ダ2000m
|
ヒガシウィルウィン
船橋
牡3 本田正重
佐藤賢二
|
第18回 |
2016年7月13日
大井
ダ2000m
|
キョウエイギア
JRA
牡3 戸崎圭太
矢作芳人
|
第17回 |
2015年7月8日
大井
ダ2000m
|
ノンコノユメ
JRA
牡3 C.ルメ
加藤征弘
|
第16回 |
2014年7月9日
大井
ダ2000m
|
カゼノコ
JRA
牡3 秋山真一
野中賢二
|
第15回 |
2013年7月10日
大井
ダ2000m
|
クリソライト
JRA
牡3 内田博幸
音無秀孝
|
第14回 |
2012年7月11日
大井
ダ2000m
|
ハタノヴァンクール
JRA
牡3 四位洋文
昆貢
|
第13回 |
2011年7月13日
大井
ダ2000m
|
グレープブランデー
JRA
牡3 横山典弘
安田隆行
|
第12回 |
2010年7月14日
大井
ダ2000m
|
マグニフィカ
船橋
牡3 戸崎圭太
川島正行
|
第11回 |
2009年7月8日
大井
ダ2000m
|
テスタマッタ
JRA
牡3 岩田康誠
村山明
|
第10回 |
2008年7月9日
大井
ダ2000m
|
サクセスブロッケン
JRA
牡3 横山典弘
藤原英昭
|
第9回 |
2007年7月11日
大井
ダ2000m
|
フリオーソ
船橋
牡3 今野忠成
川島正行
|
第8回 |
2006年7月12日
大井
ダ2000m
|
フレンドシップ
JRA
牡3 内田博幸
角居勝彦
|
第7回 |
2005年7月13日
大井
ダ2000m
|
カネヒキリ
JRA
牡3 武豊
角居勝彦
|
第6回 |
2004年7月8日
大井
ダ2000m
|
カフェオリンポス
JRA
牡3 柴田善臣
松山康久
|
第5回 |
2003年7月8日
大井
ダ2000m
|
ビッグウルフ
JRA
牡3 武豊
中尾正
|
第4回 |
2002年7月4日
大井
ダ2000m
|
ゴールドアリュール
JRA
牡3 武豊
池江泰郎
|
第3回 |
2001年7月12日
大井
ダ2000m
|
トーシンブリザード
船橋
牡3 石崎隆之
佐藤賢二
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第2回 |
2000年7月12日
大井
ダ2000m
|
マイネルコンバット
JRA
牡4 大西直宏
稲葉隆一
|
第1回 |
1999年7月8日
大井
ダ2000m
|
オリオンザサンクス
大井
牡4 早田秀治
赤間清松
|
第1回は7月8日に施行。以降、大幅に施行日程が変更されることはなく、現在も7月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:大井ダート2000m(外・右回り)
出走資格:サラブレッド系 3歳
1着賞金:6000万円
負担重量:定量
牡馬57kg、牝馬55kg(南半球産馬2kg減)
優先出走:兵庫チャンピオンシップの1着馬
ユニコーンステークスの1着馬
関東オークスの1着馬(以上、いずれも地方所属馬に限る)
羽田盃の1着馬
東京ダービーの1・2着馬
1999年 | 4歳(現在の3歳)限定の指定交流競走としてレース創設 ダート競走格付け委員会によりG1(国内独自)に格付け 大井ダート2000mで第1回施行 |
2007年 | 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴い、格付け表記をJpn1に変更 |
2009年 | JRA所属馬の出走枠が5頭から6頭に拡大 |
2011年 | 3位入線のクラーベセクレタから禁止薬物カフェインが検出される (失格および着順変更) |
2016年 | JRA所属馬の出走枠が6頭から7頭に拡大 |
2020年 | 「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」のシリーズ構成競走に追加 (ケンタッキーダービーが9月5日に延期されたことに伴う限定措置) COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |