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兵庫県競馬組合のサラブレッド導入を機に、JRAや他地区との交流促進を目的として2000年に創設された3歳限定のダートグレード競走。2023年までは兵庫三冠のひとつにも位置付けられていたが、本競走ではJRA所属馬を相手にしなければならないことから苦戦を強いられる傾向にあり、三冠を達成した馬は2001年ロードバクシンの1頭に限られた。JRA所属馬にとっても出世レースと名高く、2013年コパノリッキー、2016年ケイティブレイブ、2019年クリソベリルなどの勝ち馬だけでなく、2013年ベストウォーリア、2016年ゴールドドリーム、2020年ダノンファラオ、2022年ノットゥルノといった2着馬からも、のちのG1・Jpn1ウィナーが誕生している。その後、全日本的なダート競走の体系整備にともない、3歳ダート短距離路線の目標となる競走不足解消のため2024年に施行距離を1870mから1400mに変更。現在は3歳春季短距離路線の頂点競走に位置付けられている。
2000年に4歳(現在の3歳)限定の指定交流競走として創設され、2023年までは園田ダート1870mを舞台に施行。数少ない世代限定のダートグレード競走というだけでなく、同世代のダートチャンピオンを決めるジャパンダートダービーのステップレースとしての役割も担うことから、JRA所属馬も例年トップクラスの逸材が集う傾向にあった。また、当時は菊水賞、兵庫ダービーとともに兵庫三冠レースを構成。地元兵庫所属馬はここでJRA所属馬を相手に揉まれた経験が先々につながることも少なくなかった。2024年からは施行距離をダート1400mに変更し、3歳ダート短距離王者決定戦の舞台として大幅にリニューアル。3歳スプリントシリーズの最終戦に位置付けられており、各地域のネクストスター競走を戦ってきた実力馬たちが一堂に会する。
1998年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第25回 |
2024年4月29日
園田
ダ1400m
|
エートラックス
JRA
牡3 J.モレ
宮本博
|
第24回 |
2023年5月3日
園田
ダ1870m
|
ミトノオー
JRA
牡3 武豊
牧光二
|
第23回 |
2022年5月4日
園田
ダ1870m
|
ブリッツファング
JRA
牡3 池添謙一
大久保龍
|
第22回 |
2021年5月4日
園田
ダ1870m
|
リプレーザ
JRA
牡3 幸英明
大根田裕
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第21回 |
2020年5月6日
園田
ダ1870m
|
バーナードループ
JRA
牡3 C.ルメ
高木登
|
第20回 |
2019年5月2日
園田
ダ1870m
|
クリソベリル
JRA
牡3 C.ルメ
音無秀孝
|
第19回 |
2018年5月3日
園田
ダ1870m
|
テーオーエナジー
JRA
牡3 岩田康誠
宮徹
|
第18回 |
2017年5月4日
園田
ダ1870m
|
タガノディグオ
JRA
牡3 川島信二
宮徹
|
第17回 |
2016年5月4日
園田
ダ1870m
|
ケイティブレイブ
JRA
牡3 川原正一
目野哲也
|
第16回 |
2015年5月6日
園田
ダ1870m
|
クロスクリーガー
JRA
牡3 岩田康誠
庄野靖志
|
第15回 |
2014年5月6日
園田
ダ1870m
|
エキマエ
JRA
牡3 戸崎圭太
中川公成
|
第14回 |
2013年5月2日
園田
ダ1870m
|
コパノリッキー
JRA
牡3 福永祐一
村山明
|
第13回 |
2012年5月3日
園田
ダ1870m
|
オースミイチバン
JRA
牡3 川島信二
荒川義之
|
第12回 |
2011年5月4日
園田
ダ1870m
|
エーシンブラン
JRA
牡3 岩田康誠
坂口正則
|
第11回 |
2010年5月4日
園田
ダ1870m
|
バーディバーディ
JRA
牡3 松岡正海
池江泰郎
|
第10回 |
2009年5月6日
園田
ダ1870m
|
ゴールデンチケット
JRA
牡3 武豊
森秀行
|
第9回 |
2008年4月29日
園田
ダ1870m
|
ナンヨーリバー
JRA
牡3 武豊
池上昌弘
|
第8回 |
2007年5月4日
園田
ダ1870m
|
フェラーリピサ
JRA
牡3 岩田康誠
白井壽昭
|
第7回 |
2006年5月4日
園田
ダ1870m
|
グレイスティアラ
JRA
牝3 田中勝春
手貴久
|
第6回 |
2005年5月4日
園田
ダ1870m
|
ドンクール
JRA
牡3 熊澤重文
梅内忍
|
第5回 |
2004年5月4日
園田
ダ1870m
|
メイショウムネノリ
JRA
牡3 蛯名正義
小島太
|
第4回 |
2003年4月30日
園田
ダ1870m
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ビッグウルフ
JRA
牡3 武豊
中尾正
|
第3回 |
2002年5月1日
園田
ダ1870m
|
インタータイヨウ
JRA
牡3 秋山真一
野村彰彦
|
第2回 |
2001年5月2日
園田
ダ1870m
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ロードバクシン
兵庫
牡3 小牧太
曾和直榮
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第1回 |
2000年5月3日
園田
ダ1870m
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ミツアキサイレンス
笠松
牡4 川原正一
粟津豊彦
|
第1回(2000年)は5月3日に施行。以降、施行時期が大幅に変更されることはなく、現在も4月下旬~5月上旬(ゴールデンウィーク)に開催されている。
施行場所:園田ダート1400m(右回り) 出走資格:3歳 1着賞金:4000万円 負担重量:定量
2000年 | 園田ダート1870m、4歳(現在の3歳)、G3(国内独自)、指定交流競走、「兵庫チャンピオンシップ」として創設 |
2001年 | ロードバクシンが園田ダート1870mのコースレコードを更新 |
2002年 | インタータイヨウが園田ダート1870mのコースレコードを更新 |
2004年 | G2(国内独自)に昇格メイショウムネノリが園田ダート1870mのコースレコードを更新 |
2007年 | 格付け表記をJpn2に変更 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2024年 | 施行距離をダート1400mに変更3歳スプリントシリーズに指定 |