このレースがくると一年が終わるという気がしますね。
よく金杯とダービーと有馬記念だけは馬券を取りたいと言われます。このレースで一年を締めくくりましょう。

日曜の天気は当初雨予報だった。時間が進むにつれそれほどの雨ではなさそうな予報に変わってきた。馬場は悪化はしないと思われる。

調教VTRを見た印象は各馬の一言コメント欄に記載。

まずは人気一本かぶりになりそうなアーモンドアイの見解から。
結論からは私は今回かなり軽い印にします。
やはり一番の不安は距離。今年の秋でいえば賞金的にはより高いジャパンカップではなく香港カップをなぜ選んだのか。昨年すごいタイムでジャパンカップを勝ったのにも関わらず。短距離王ロードカナロアと2000mくらいが得意だったフサイチパンドラの仔になるので調教師も距離が不安だったのではと推測する。ベストパフォーマンスは今年春のドバイでの1800mのレースだったと思う。適距離は1800-2000mくらい。アクシデントで香港は回避になり秋を天皇賞の一走で終わらせるのはシルクのクラブ会員の馬なので許されない。想定外のところを無理使いするのでベストパフォーマンスは発揮できないだろう。
このオッズであれば無印見送りにしようかとも思ったが調教の動きが良かったので能力の高さもあり一応連下評価にした。4着以下の馬券圏外に飛ぶ可能性もかなりあると読む。

ではその他の出走馬の見解。

1. スカーレットカラー
マイル中心で使われてきた。中山コースはフェアリーSで2着以来の久々の出走。

2. スワーヴリチャード
中山はあまり得意そうではない。前走はG3レベルメンバーのジャパンCを優勝。前走は調教の動きが良かった。今回は最終調教のタイムが物足りない。

3. エタリオウ
中山は今年の日経賞一番人気2着のみ。昨年は重賞を2着が多かったが今年は勢いなし。早くも終わった感がある。

4. スティッフェリオ
オールカマーを逃げ切り優勝。道中は前めにつけそう。ステイゴールド産駒でレース適性はありそう。

5. フィエールマン
中山AJCCは圧倒的一番人気でシャケトラの2着。池添Jの一発あるか。

6. リスグラシュー
三歳時はなかなか勝ちきれなかった。ようやく覚醒したのか宝塚記念／コックスプレートと連勝中。5歳になるが意外にも初の中山コース。父ハーツクライは有馬記念を勝っているのでコース相性は悪くはないと思われる。

7. ワールドプレミア
菊花賞馬。キャリアが少ないのでずっと関西でのみ走っていた。初の関東遠征。ハイペースになると長距離向きの母系の血が良い方向に出るかも。

8. レイデオロ
中山とは相性が良い。ただ今年に入って勢いがない。鞍上は関東1位で今年100勝をあげているジョッキーだがレベル落ちは否めない。

10. サートゥルナーリア
中山は皐月賞／ホープフルSのG1を二勝。負けた二戦はいずれも東京コース。府中だけ極端に相性が悪いのか。母はクラシックディスタンス勝ちのあるシーザリオだが父から距離はやや不安。

11. キセキ
昨年は中山を二回走った。日経賞9着。有馬記念を5着。コース適性はあまりなさそう。ムーア様が騎乗するがどこまで。

12. クロコスミア
エリザベス女王杯を三年連続2着。逃げて粘りきり2着で穴馬券を演出する。中山はあまり得意そうではないがステイゴールド産駒でもあり激走する可能性はある。

13. アルアイン
皐月賞の勝ち馬。他も中山で好走をしているのでコース適性は高い。ただ適距離が1800-2000mなので守備範囲から外れる。厳しい流れに強いので展開が向けば連には絡みそうな感じ。

14. ヴェロックス
中山コースは皐月賞2着の一走のみ。三歳クラシックは善戦はしたが勝ちきれていない。能力は高そう。父ジャスタウェイはマイルから中距離のイメージがあるがラスト二戦はジャパンカップ2着で有馬記念を4着と好走。長い距離でも大丈夫そう。母系も重厚な感じもあるのでハイペースで好位から抜け出して押しきるのが良さそう。

15. アエロリット
永らく種牡馬をやっているクロフネだが産駒の有馬記念出走はなんと初。この馬自身も1600-1800mが適距離なので明らかに距離が長すぎる。得意の逃げのスタイルは崩さないだろうし早々に脱落する可能性が高い。戸崎Jであれば少しは持たせることもできそうだが格落ちの津村Jではかなり厳しいだろう。

16. シュヴァルグラン
ジャパンCを叩き台にして比較的得意の有馬記念に参戦。レース適性は高いが衰えも感じはじめている。あのメンバーのジャパンCであれば休み明けとはいえもう少し上の着順であっても良かったのでは。レース適性だけでギリギリ3着がやっとか。

レース展開を考えてみる。
前に行きそうなのはアエロリット／クロコスミア／キセキの三頭。ムーア様は逃げるイメージがないのでキセキは控えての2,3番手か。前で二頭がやり合うので極端なスローペースには絶対にならない。オールカマーを逃げ勝ったスティッフェリオも逃げに絡んでくる可能性もある。標準ペースからややハイペースくらいで流れると想定。
そしてどんな出方をするのかが気になる横山典J。成績の悪いエタリオウをいつもは後ろから行くが思い切って一か八かの大逃げを打つかもしれない。そうなるとハイペースは必至。
いずれにしてもスローペースはない。

速い流れになれば距離のごまかしもきかなくなってくる。距離適性と中山コース適性を考慮して印をつけた。
本命はサートゥルナーリア。距離の不安はややあるが中山適性はバッチリで調教の感じも良い。
対抗に安定感のあるリスグラシュー。
単穴にハードな流れが向きそうなヴェロックス。
連下に天皇賞春のフィエールマンと菊花賞馬ワールドプレミアとアーモンドアイ。
注意にアルアインとスティッフェリオ。

馬連はリスグラシューから連下までの五頭にながし。
三連複はリスグラシューから本命と単穴を中心にしたフォーメーション。
三連単はサートゥルナーリアからのフォーメーション。

いつもはウマフレ／注目登録の方のみだが今年最後のお祭りなので会員全員に公開。
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