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今週の東西調教ウオッチャーは、高松宮記念が対象レース。美浦トレセンからは東京サンスポの花田記者、山川記者、栗東トレセンからは大阪サンスポの正木記者が好調教馬をピックアップした。
正木 いよいよ今週から春のGIがスタート。まずは美浦から聞こうか。
花田 レッドファルクスが万全の仕上がりです。約4馬身先行した僚馬を目標に、コーナーを大きく周回し、びっしり負荷をかけられました。ゴール前まで一杯に追われ、重心のぶれがないフォーム。7歳ですが、衰えは全く感じられません。
正木 穴っぽい馬はいたんか?
花田 キングハートがおもしろそうです。しまい重点でシャープな伸びを見せ、きっちりと半馬身先着。ゴール前の混戦を制した前走の走りを思い出しましたね。山川は気になった馬はいたか。
山川 昨年の覇者セイウンコウセイですね。Wコースの単走で一杯に追われ、時計以上の負荷がかけられた印象です。しっかり調子を上げてきました。
正木 栗東で特筆できる存在ならレッツゴードンキやな。降り続く雨でドタドタの不良馬場やった今週の坂路で、ゴール前わずかに仕掛けられただけで4ハロン53秒2-12秒8。仕上がり途上やった前走と比べても、気配は断然上。
山川 ほかには。
正木 レーヌミノルは、前走(オーシャンS6着)が放牧先からの帰厩が雪で遅れて1本足りない調教過程。今回はCWで1週前に6ハロン79秒4-11秒7をびっしり追って、今週は馬なりでサラッと。前回は直前に強い調教を課せざるを得ない状況で、今回がこの馬本来の調整法。馬も完全にいいときの活気を取り戻してるよ。
★高松宮記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載