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TCK伝統の一戦『第69回大井記念』(SⅠ、ダ2000メートル)が15日、大井競馬場で行われる。帝王賞のステップレースとして位置づけられており、連覇に挑むセイカメテオポリスを筆頭に、重賞連勝中のサヨノネイチヤ、ダートグレード2勝のバーデンヴァイラーなど実力馬が集結。南関のトップホースが繰り広げるハイレベルな争いは必見だ。
昨年の覇者セイカメテオポリスが貫禄を示す。ダートグレードを除けば5戦続けて連対中で、前走のはがくれ大賞典は2馬身半突き抜ける圧巻の内容。地方馬同士では地力上位は明らかだ。引き続き相性のいい吉原寛騎手とのコンビは心強く、自慢の瞬発力で連覇を果たす。重賞連勝中のサヨノネイチヤが対抗で、この舞台は2戦2勝。持ち時計を詰める必要があるが、今の充実ぶりなら好勝負が可能だ。ランリョウオーの前走は斤量59キロが響いた。定量戦なら巻き返してもいい。
2日目は重馬場で開催。時計はばらついていたが、全体的に見ると少し速く、逃げ、先行馬の好走が目立った。ただ、3日目は稍重程度に回復する見込み。差し馬にも一定の注意が必要だろう。
◆矢野貴之騎手「前日ほどではないですが、少し前残り。前に行って、内をうまく使える馬が有利だと思います」
1コーナーまでの距離が長く、広々とした外回りで行われるため紛れが少ない。力勝負になるケースが目立つ。