ラップギア・コース適性値【瞬３平６消１】に近い比率の馬が有利
枠　馬　馬名　　　　　　　　　【ラップギア】　瞬発指数
1　01　ブライトアイディア　　【瞬２平３消３】　１１７
1　02　メイショウイチオシ　　【瞬２平１消３】　　９７
2　03　モルトベーネ　　　　　【瞬２平７消１】　１２３
2　04　メイショウスミトモ　　【瞬３平２消３】　１０５
3　05　ドラゴンバローズ　　　【瞬２平９消１】　１０７
3　06　マスクゾロ　　　　　　【瞬４平４消１】　１２６
4　07　タムロミラクル　　　　【瞬２平５消２】　１００
4　08　キクノソル　　　　　　【瞬５平４消４】　１０１
5　09　トラキチシャチョウ　　【瞬３平５消３】　　９２
5　10　スリータイタン　　　　【瞬３平４消１】　１１７
6　11　マインシャッツ　　　　【瞬２平４消２】　　９９
6　12　ミツバ　　　　　　　　【瞬２平７消３】　１１６
7　13　ピオネロ　　　　　　　【瞬６平４消１】　１２４
7　14　タガノゴールド　　　　【瞬０平９消０】　１０８
8　15　トップディーヴォ　　　【瞬４平４消３】　１１０
8　16　タイニーダンサー　　　【瞬０平０消０】　　７０

長距離に分類されるダート重賞、シリウスステークス。近年このレースは、３歳馬の“古馬に対する力試し”の場となっている。この時期の３歳馬は「準オープン」では苦戦の傾向にあるのだが、オープンまで突き抜けている馬は、それとは別枠と考えても良い。

このシリウスステークスにしても、軽ハンデを生かして３歳馬の好走が目立つレースであり、毎年１～２頭が出走する３歳馬が１番人気に推されることも珍しくはないのだが、今年は３歳馬の出走がゼロ。まずはその辺りから考えていく必要がありそうだ。

現在の施行条件になってから１０年が経過したのだが、阪神ダート２０００ｍという特殊な条件のためか、このシリウスＳは古馬５００万下（の平均）と同等クラスの、緩い流れになることが多い。それはつまり、重賞にしては超スローと言っても差し支えのないペース。

そのため、ダートとしては稀有な、超瞬発力勝負の重賞となっている。ラップギア適性値で言うと【瞬３平６消１】よりも【瞬６平３消１】のようなタイプに有利ないレースと考えられる。加えて、芝の瞬発力勝負ほど後方一気が利くわけでもないので、やはりある程度の先行力も要求される。

ある程度の先行力を兼ね備えた瞬発力タイプと言うと、ここではラップギア適性値【瞬４平４消１】の(６)マスクゾロと、前走でその(６)マスクゾロを下した【瞬４平４消３】の(15)トップディーヴォ、そして【瞬６平４消１】(13)ピオネロの３頭ぐらいしか見当たらない。奇しくも(６)マスクゾロと(13)ピオネロは前年同レースの１、２着馬だ。いや、“奇しくも”ではなく、適性を考えれば“当然”と言うべきか。

(６)マスクゾロは久々の実戦となった前走でも強気の◎を打ったのだが、レースぶりを見るとまだ本当の状態に戻すにはもう少し時間がかかりそう。地力の違いで連覇も十分にあり得るところでもあるが、前年同斤量でクビ差２着の(13)ピオネロが今年は１．５ｋｇ軽い斤量での出走。正確には(６)マスクゾロの斤量が１．５ｋｇ重くなったのだが、前年４着の(12)ミツバも前年より３．５kg増のハンデ５７kg。そういった面も含めて、【瞬６平４消１】と最も瞬発力のある(13)ピオネロを筆頭に推奨してみたい。