前年のデニムアンドルビーをはじめ、２０１１年バウンシーチューンや２０００年マニックサンデーなど、前走未勝利を勝ったばかりの馬でも通用してしまうレース。端的にいうと、格とか実績は二の次で、そういう馬だけを買っとけば儲かるレースだ。

その理由は簡単に解明できる。同コースの５００万下よりペースが上がらず、未勝利戦とほとんど変わらないスローペースになりやすいからだ。前走未勝利を勝ったばかりの馬でも、それと変わらない感覚でレースが出来る。ペースに戸惑うことがないということ。

ただ、それを知った上で、それでも前走未勝利勝ち馬を狙おうとは思わない。なぜって、数が多くて勝率にすると大したことがないからだ。人気薄をポツポツと買っとけば何年後かには良い配当が当たるかも。そういう狙いならそれで良いし、それで好配当がとれる確率は他のレースよりも格段に高い。

格や実績を考えるなら、それは(７)マジックタイムが一番か。ハープスターやレッドリヴェールは別としても、阪神ＪＦとクイーンカップでのフォーエバーモアやホウライアキコと比較すると、世代上位の実力馬であることは間違いない。

ただ、(７)マジックタイムよりもう少し買ってみたい馬が(６)ハピネスダンサー。未勝利勝ちと５００万下勝ちの内容から、この馬は超スローになればかなりヤレるのではないかと。スローペースになりやすい、東京や新潟長距離での粘り腰。サムソンズプライドに代表されるように、これこそが種牡馬メイショウサムソンの真骨頂だと思われる。



※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。