予想されるベストの適性値は「１７２」で、平坦戦を想定。
脚質的には先行馬が１５％優勢。

ファンタジーＳと阪神ジュベナイルフィリーズ、瞬発２戦で敗れた(15)ラナンキュラスが平坦戦想定のフィリーズレビューに出走。コース適性値「瞬８平２消０」のチューリップ賞よりは良い選択だと思うのだが、勝った２戦も「±０△１△１」と「△３±０△３」。ラップギア的分類では消耗戦であり平坦戦ではない。

ファンタジーＳと阪神ジュベナイルフィリーズの瞬発２戦を４着にまとめている辺り、能力的にもかなりのものという証明にもなるのだろうが、それでも平坦戦を消耗戦と同等に走れるという裏づけにはならない。あくまで未知数だ。

それなら実際に平坦戦をこなしている(３)レディアルバローザのほうが計算を立てやすいように思う。平坦戦は３戦１連対だが、敗れた２戦はデビュー戦での３着と、出遅れての４着。まともに走ったのは前走だけであり、そこで強い競馬を見せているのだから割り引くには値しない。軽快な先行力を持ちながら、スピード一辺倒でもない、フィリーズレビューを勝つに相応しいタイプの馬だと思う。

実績に優る(６)テイラーバートンは適性が瞬発に寄っている印象で、この馬が思ったより人気にらないのはちょっと残念なところ。(２)ロジフェローズに関してはは未知数の部分があるので平坦戦不向きと断定まではできないのだが。

あとは(14)ラブミーチャンか。…そういえば１９９５年、同じように笠松の（１０戦１０勝）ライデンリーダーがこのレース（旧４歳牝馬特別）を２番人気で圧勝したんだったよな。そのレースを見て、桜花賞、オークス、ローズＳまですべて１番人気に支持されることになった。あれから１５年。今の時代でも、もし(14)ラブミーチャンがここを勝てば同じようなことになるのだろうか？　そういった興味はある。



※　適性値の３数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの（ラップギア）。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性の
バランスのみを表す。３数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップ
タイムから考えられる基礎能力を数値化したもの（瞬発指数）。

※ラップギア適性値や瞬発指数について、詳しくは下記ＵＲＬをご覧ください。
http://saikyo.k-ba.com/members/lapgear/about.html