この相手ならスムーズに走れば結果が付いてくる！


＜予想＞

◎：アームズレイン
ハイペースにも対応してまだ余裕のある走り

○：オメガレインボー
不完全燃焼レースで巻き返し可能

▲：テイエムトッキュウ
ダートに戻って自分の競馬ができれば

△：デュアリスト
新潟から京都に変われば走りが戻る

☆：チェイスザドリーム
前走よりペースが流れる可能性が高いのは歓迎



＜予想詳細＞

本命は、アームズレイン

前走の上越S(3勝クラス)は、大外からじわっと出して逃げ馬の外の2番手から追走。逃げ馬がペースを落とさなかったので、3コーナーでは3馬身差くらい。直線に入って残り250mくらいで先頭に出て、そのまま突き放して3.1/2馬身差の完勝。

11.7 - 10.6 - 11.2 - 12.1 - 12.4 - 12.5

ハイペース逃げタイプのマラードザレコードについていって、直線で後続を突き放すのは強い内容。それもラスト1F0.1秒しか減速がなくて、まだ余裕のある内容。それに加えて、相変わらず直線で手前を変えていないので、時計以上に余力はある。

前にいた馬の決着だが、3.1/2馬身差だった2着アイスリアンが次走勝って、このレースに出走している。前有利のレースではなく、前にいた馬が強かったレース。時計的にも、翌日のNST賞より0.7秒速い好時計。土曜の方が時計が出る馬場だったが、それを差し引いてもNST賞より上の評価。上のクラスでも勝てるレベルの走りだった。


今回は、京都替わりになるが前走の内容なら対応できる。

中京・新潟で結果を出している馬なので、コーナーで少し緩む流れで2走前までは結果を出していた。それが、前走でハイペースに対応して、後続を突き放せる持続力もあることを証明した。京都に替わってペースが流れる展開になっても、対応できる走りを見せている。


不安を挙げるなら、ダートでもまれたり、砂をかぶったりする位置で走った経験がないこと。

芝重賞でも無理せずに前に行けるスタートと出脚の速さがある馬なので、ダートでは逃げるか2番手がほとんど（新馬戦だけ好位外4番手）。もまれたり、砂をかぶったりした時に、どうなるかは未知の不安。


今回は、外からテイエムトッキュウがハナに行く可能性が高くて、その外をチェイスザドリームと争う形になる（サイクロトロンは、出脚のスピードとデムーロ騎手のスタート下手さで2頭の間には入れない想定）。もまれる形になるには、自ら内に入っていかないとならないので、もまれて脆さが出るようなレースにはならないはず。

中途半端に並走になってペースが上がりすぎるのが一番嫌なので、チェイスザドリームを前に行かせて外に出すのか、前に行かせずにテイエムトッキュウの外を取りに行くのかを早めにハッキリさせることが重要になる。

位置取りだけ気を付けてスムーズに直線に入れたら、前走の脚で直線で抜け出して押し切れると考えて期待する。



対抗は、オメガレインボー

前走のペルセウスSは、好スタートでペースも上がらなかったので、逃げ馬の後ろで追走。　直線で進路がなくて外の馬にぶつけながら出そうとしたが、出せずに先に馬の気持ちが切れて失速。0.5秒差7着。

好スタートでペースも上がらなかったので前で追走したが、前にいたら脚が溜まらない馬（前に行くなら1700mとか長めの距離）。スムーズにも走れずに不完全燃焼のレースだった。


今回は、自然と位置取りが下がる得意の距離短縮ローテが魅力。

オープンクラス昇級後は、距離短縮ローテだと（1.1.3.1）。高レベルだった21年武蔵野S3着・21年カペラS3着、去年のこのレースの2着時など距離短縮だと自然と脚が溜まっていい内容で走れている。

ちなみに、オープンクラス昇級後の同距離（1.1.2.3）、距離延長ローテ（0.1.1.5）。同距離だと21年エルムS3着、22年エルムS3着、2走前のプロキオンS3着などあるので悪くない。距離延長ローテが、一番結果が出ていない。次走以降は距離延長になりやすいので、注意が必要。


それに加えて、藤岡佑介騎手から川田騎手に鞍上が強化。やや速めくらいのペースを想定しているので、直線でスムーズに外に出せたら本命馬に迫る脚が使えていい。




以下の相手は、3頭選択。



テイエムトッキュウ
前走は、芝重賞の函館スプリントSを試したが、早々に失速して1.9秒差惨敗。ダートでパフォーマンスを大きく上げた馬なので、当然の結果。気にしないでいい。

今回は、ダートに戻ることが大きな魅力。ダートは中山1200mで3戦2勝2着1回。負けたレースも、勝って4連勝になったスズカコテキタイと1馬身差の内容。高速馬場でいい内容で走っているが、良馬場だった初春S(3勝クラス)も58kgで好内容だった。使ってからの方がいいタイプに見えるが、ダートに戻って自分の競馬ができれば巻き返しあっていい。



デュアリスト
前走のNST賞は、いつもより位置を取りに行かずに中団やや前で追走。直線で前が壁で、残り200mになって外に切り替えて前を追ったが0.5秒差5着。テン乗りで斎藤騎手が上手く乗れていなかったのと、新潟のコーナー角度のきついコースも合わなかった。

今回は、ムーア騎手に鞍上強化して、コーナー角度の緩い京都に替わるのは魅力。近走崩れているレースが多いが、1400m以上だったり、スムーズに走れなかったレースばかり。広いコースの1200mでスムーズに走れたら、59kgでも馬券圏内争いに加われる。



チェイスザドリーム
前走の藤森Sは、外枠から内を見ながら出して好位外の3番手で追走。前の馬の流れに付き合って、直線に入って追い出したが差されて0.8秒差4着。

坂井騎手は、「途中でマクられた時に少し力んだ分、伸び切れなかった感じです。」とコメントを出していたが、凡走した理由はそれではない。この馬は、厳しいペースを前で粘る馬なので、求められる上がりが速くなると脚が止まっていないけど差される形になる。4走前の松風月Sは、スロー逃げ。6走前の大和Sも、2番手でスロー逃げに付き合って、上がりの速さに対応できていなかった。

今回は、前走よりペースが流れそうなので、坂井騎手が消極的に控えたりしなければ自然と持続力が活きるレースになる。アームズレインより前に行ってテイエムトッキュウの外を取るか、アームズレインの外からついていくレース運びをしたら、粘って馬券圏内争いに加われていい。