ラップギアコース適性値【瞬５平４消１】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01ニシノデイ【瞬０平３消１】１０９
02ブレイキン【瞬１平１消０】１０７
03キングリス【瞬１平０消０】　９９
04ヒルノダカ【瞬１平０消０】　９８
05サートゥル【瞬２平０消０】１０９
06ハクサンタ【瞬１平０消０】１０４
07ミッキーブ【瞬０平２消０】１０１
08アドマイヤ【瞬２平１消０】　９６
09ジャストア【瞬２平０消０】　８５
10マードレヴ【瞬０平１消０】１０４
11ヴァンドギ【瞬１平０消０】１０８
12タニノドラ【瞬０平１消０】１０５
13コスモカレ【瞬２平１消０】１０５


昨年から12月28日固定のＧ１レースとして施行されることになった、ホープフルステークス。２歳馬にとっては長距離戦とも言えるＧⅠ戦で、希望に満ちたその名の通り、大物感のある馬、将来を期待される馬が集うことになるのだろう。

今年は唯一の重賞勝ち馬である(１)ニシノデイジーが、重賞２勝馬として実績面で他を圧倒。この距離の２歳重賞に重賞２勝馬が出走するのは、グレード制導入以降初めてのことになるのではないかと思われる。

(５)サートゥルナーリアの母は６戦５勝の日米オークス馬、靭帯炎発症から１年近くの治療を試みるも無念の早期引退、無事なら史上最強牝馬の候補にも加わっていたはずのシーザリオ。エピファネイアやリオンディーズの半弟でもある超良血だが、現状見せた２戦は瞬発力に全振りとも言えるステータスで、それはホープフルＳで想定されるレース質には合っていないと考える。

馬券的には特にこのレースで狙う必要性があるわけでもないのだが、言い換えればダービー向きということにもなり、無敗のスターホースが出現するならそれはそれで喜ばしいことだ。

(５)サートゥルナーリアは瞬発力に全振りというステータスを嫌ったのだが、逆に(１)ニシノデイジーは【瞬０平３消１】というラップギア適性値で、これはこれでどうかと思う。こっちもこっちでホープフルＳで想定されるレース質には合わないか。

なので、適性面も含めた推奨馬は(11)ヴァンドギャルドや(２)ブレイキングドーンといった辺り。東京スポーツ杯は４頭が上位が横一線のレースだったのだが、こういった混戦決着には珍しくかなりレベルの高いレースだったと考えている。

その上位４頭の中でも、最も瞬発力を見せていたのが(11)ヴァンドギャルド。(５)サートゥルナーリアが見せたスローからの瞬発力ではなく、厳しい流れの中で見せた一瞬の脚。これがホープフルＳで要求される適性。先にジリジリと抜け出す(２)ブレイキングドーンを、最後に交わしていく構図で。

----------
※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。