ラップギア・コース適性値【瞬５平４消１】に近い比率の馬が有利
枠　馬　馬名　　　　　　　　　【ラップギア】　瞬発指数
1　01　オブセッション　　　　【瞬２平０消０】　１０７
2　02　アラウン　　　　　　　【瞬０平０消０】　　７８
3　03　ジャンダルム　　　　　【瞬３平０消０】　　９６
4　04　リビーリング　　　　　【瞬２平０消０】　１０９
5　05　ヘヴィータンク　　　　【瞬０平０消０】　　７０
6　06　アサクサスポット　　　【瞬０平１消０】　　８１
7　07　トラストケンシン　　　【瞬１平０消０】　１００
7　08　ワグネリアン　　　　　【瞬２平１消０】　１２１
8　09　ダノンプレミアム　　　【瞬３平０消０】　１２２
8　10　サンリヴァル　　　　　【瞬２平０消０】　１１１


今年は楽しみなメンバーがそろった弥生賞。昨年秋の時点で三冠馬の声も少なくはなかった(８)ワグネリアンの評価を、アッサリ超えてくる馬が現れようとは。(８)ワグネリアンも順調に評価を上げているのだが、それを上回るスピードで(９)ダノンプレミアムの評価が上がっている形だ。

個人的にも２戦目のサウジアラビアロイヤルカップでは、当時そのレースにおいての１番人気でもなかったダノンプレミアムに対して
・ワグネリアン＆ヘンリーバローズにも劣らない馬
・この世代はその両頭を加えての３強
と評していたのだが、それが遠い昔の話みたいだ。そういった意味では、早くから目を付けていた(９)ダノンプレミアムが、これだけの人気馬になってしまったことに一抹の淋しさを感じないでもない。何なんだろうね、この感情。独占欲かな？



ともかく、皐月賞への試走、ダービーとの関連性からハイレベルなレースだと思われがちな弥生賞なのだが、実はレース自体のレベルは（同コース重賞の）ホープフルＳや京成杯と大差ない。何ならホープフルＳはもちろん、京成杯よりも過去１０年の平均レベルは低いぐらいだ。

ホープフルＳや京成杯よりも緩いペースから、同程度の上がりで勝てるレース。皐月賞なんかは別格で、１秒以上速いペースから０．５秒近く速く上がって来ないと勝負にならないのだけど。

そういった意味では、同じ中山芝２０００メートル・コースではあれど、弥生賞と皐月賞はまったくの別物。基本的に弥生賞は皐月賞よりダービーに繋がるレースだと考えられる。ペースが１秒違うと、７馬程度の差ができる。

例えば去年の皐月賞で言うと、先頭から７馬身というと１８頭立ての１５番手以降、ほぼ最後方という換算だ。弥生賞で逃げた馬が、同じペースで皐月賞を走ると最後方固定という形、皐月賞は３歳馬にとって本当に厳しいレースだと思う。



しかし今回は皐月賞ではなく弥生賞。少頭数ということもあって、非常に楽なペースから速い上がりを使える馬が有利なレースと考えるべきだろう。そう考えると(９)ダノンプレミアムにしても(８)ワグネリアンにしても、(１)オブセッションにしてもラップ的な死角は無いのだよね。

(８)ワグネリアンの瞬発指数も相当なモノなのだけど、それをさらに上回ってくる(９)ダノンプレミアム。いや、凄い。これ２頭で３着以下をブッちぎるパターンなのでは？

(１)オブセッションも悪い馬ではないのだけど、この２頭とはちょっと差があるかな。むしろ指数的には(10)サンリヴァルとか(４)リビーリングのほうが上なぐらいで。……この３頭にしても、カデナが１番人気で勝った前年の弥生賞なら首位を取れる数値ではあるのだが。

(９)ダノンプレミアムと(８)ワグネリアンの馬連で２．６倍ぐらいだろうか。それなら(１)オブセッションや(３)ジャンダルムを切って(10)サンリヴァルとか(４)リビーリングに期待するほうが楽しめるかな。結論としては３連単で４点。
08→09→04
08→09→10
09→08→04
09→08→10
◎　(９)ダノンプレミアム
○　(８)ワグネリアン
△　(10)サンリヴァル
△　(４)リビーリング
の心意気を買い目で表現してみた！

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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。