PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダノンメモリー(10.0pt)、エンヴァール(9.7pt)、ディープエクシード、ウェーブヒーロー(ともに9.0pt)、グランノーブル(7.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、4走前に1000万下で勝ち馬と0.1秒差(4着)の実績がある(14)ウェーブヒーローを推します。この馬は休養明けで降級の前々走で勝ち馬と0.4秒差(3着)、前走も派手に出遅れながらも良く追い込み、勝ち馬と0.5秒差(5着)。

　近2走とも前有利の展開になったために、メンバー最速の上がり3Ｆを駆使しながらも先頭まで届きませんでした。しかし、今回はある程度ペースを上げたいグランノーブルがレースメイクする形。また、今回はどこからでも動けてスピードに乗せやすい大外枠に入ったとなれば、この馬の末脚が届く可能性は十分ありそうです。

　○は、2～3走前にダート戦を使われたことで体力がついて、近2走の芝のレースでも、このクラス3着、2着の(4)エンヴァ―ルを推します。今回は休養明け3戦目。近2走以上の走りを期待します。

　▲は、休養明け＆初芝の前走でいきなり3着と変わり身を見せた(5)ダノンメモリー。アスリートの競走馬は、ダートと芝では餌も違えば鍛え方も異なるため、いかなる芝馬でも急に芝仕様の馬には変身できないもの。しかし、それでも結果を出したということは、芝の素質が高ければこそ。将来はもっと上のクラスで活躍している可能性は高いのですが、今回は去勢休養明けで大幅にパフォーマンスを上昇させたダメージが怖く、3番手評価としました。一応、3番手評価としたものの、アッサリぶっ飛んでも不思議ないです。

　以下特注馬として、キャリアの浅い3歳馬で、休養中の成長力を警戒の(1)アドマイヤプリヴ。あとは△に3走前にダート戦を叩いたことが前々走に繋がったとはいえ、前々走で現クラス勝ちの(2)ディープエクシード。他ではブリンカー着用で成績が上昇し、このクラスでは上位常連となった(8)グランノーブル。休養明けの前走ではややPP指数を下げたものの、ひと叩きされたことによる上昇を警戒します。