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【香港8日=山口大輝】香港国際競走(10日、シャティン)を2日後に控え、日本馬はいずれも順調に調整された。今年のキーマンは、4鞍いずれも勝機のある馬に騎乗するザカリー・パートン騎手(34)=豪州出身、香港拠点=だ。日本でもGI勝ちのある名手を直撃。GI4レースの見立てを取材することに成功した。
パートン騎手といえば、2015年に香港馬エアロヴェロシティで高松宮記念を制した名手だ。昨シーズン(16/17年)は107勝で香港リーディング2位。6日の香港国際騎手招待競走を優勝した勢いもある。まずは、メインの香港カップで騎乗するタイムワープの手応えを聞いた。
「前走がいいレース。素直な馬だから安定している。逃げることになると思う。イーブン(平均)ペースにしたい」
早速、展開を左右する重要な情報をゲット。相手関係についても「レーティング上位4頭が強敵になりそう」と、ネオリアリズム、ワーザー、ポエッツワード、ドーヴィルをライバル視する。
続いて、地元馬の牙城が強固なスプリント。コンビを組む日本馬ワンスインナムーンの追い切りでは「スピードがあると感じた。枠(2番)もよかった。香港の馬も速いけど、できれば逃げたいね」とイメージを描く。ライバルにはミスタースタニング、ディービーピン、そして前2走で騎乗したラッキーバブルズの3頭を挙げた。
マイルのビューティーオンリーは「状態が上がっているし、フォームが良くなっているよ。今シーズンでは一番のデキだね」と状態に太鼓判。ヴァーズのゴールドマウントも「もっと走れる能力はあるはず」と穴ムードが漂う。
親日家の名手は、どのレースも手応え十分の口ぶり。各国の名手を抑えて活躍した水曜のハッピーバレーだけでなく、日曜のシャティンでも主役を務めそうだ。
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穴馬ゲシュタルト師越前
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