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英国競馬の運営機関、ジョッキークラブは25日、1000万ポンド(約13億4000万円)の予算をかけて新たな坂路コースをニューマーケットに建設する計画を発表した。
ニューマーケットは300年以上の歴史を誇る英国最大の競馬の街。世界に名だたるトップトレーナーたちが厩舎を構える調教場だけでなく、英1000ギニー、英2000ギニー、ジュライCなどが行われる競馬場も有名だ。
アグネスワールドをはじめ、欧州に遠征した数多くの日本調教馬も利用してきた広大なニューマーケット調教場は、ウォーレンヒルなど充実した坂路コースがあるベリーサイド、平坦なコースがあるレースコースサイドと、2つにエリアが分かれる。
今回の計画ではレースコースサイドに全長950メートルの坂路コース(オールウエザー)が建設される。BBCのニュースによると、新たな坂路は日本や南アフリカの調教施設も参考になっているということで完成が待ち遠しい。
ニューマーケットではチャールズ2世のパレスハウスを改装した新たな競馬博物館の建設も2014年1月から続いており、まもなくオープンする見込みで、隣接する厩舎には引退した競走馬も入厩する予定。競馬発祥の聖地とされるニューマーケットが生まれ変わる。 (在仏競馬記者)
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