コラム完全版
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～～～～～『くりーくの中間調教チェック　2020　神戸新聞杯【完全版】※最終追い切り評価あり　』～～～～～

こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容（評価はＡ～Ｆ）を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



９月２７日（日）　第６８回　神戸新聞杯（３歳Ｇ２・芝２２００ｍ）

【登録頭数：１８頭】（フルゲート：１８頭）

＜地方馬＞

⑯シンボ（B）中６週
４月から月１ペースで５戦してきたがここ２戦とも馬体が増えていて２走前にパドックではまだ緩い感じに見えたくらいだった。前走時は馬体も締まって良い感じだったのでそこから間隔もほど良く空けての出走になるのであとは本週までの長距離輸送が気になるところ。
＜最終追いきり〔動き：映像なし、時計Ｃ〕＞
門別坂路。本数を乗られていて先週速い時計は出ているが今週は輸送を考慮してか控えめな時計。


＜賞金上位順＞

②コントレイル（B）４ヵ月
ダービー以来の出走になるがこの中間はダービー前と同じような２週前が坂路、１週前がＣＷを長めからとともに併せた先着と皐月賞時の休み明けと比べたら内容は良い方。追い切りの動きを見ると坂路もＣＷもフワフワした感じで春のような力強い走りまでは戻っていない感じでいかにも休み明けと言った感じ。
＜最終追いきり〔動きＢ、時計Ｂ〕＞
坂路単走。迫力のある走りではあるがまだ首が上がり気味で余裕がある感じ。それでも本番前のひと叩きとしたら申し分なさそう。


⑱ヴェルトライゼンデ（Ｃ）４ヵ月
熱発で２週前の追い切りは軽めの調整。１週前はＣＷを長めから併せて先着も前脚の出が悪い。休み明けと熱発による調整の狂いは多少なりともある。
＜最終追いきり〔動きＢ、時計Ｂ〕＞
ＣＷ併せ馬に内。多少硬さはあるがしっかり先着していて悪くはない出来。


⑪ディープボンド（Ａ）４ヵ月
ダービー時は使い詰めで軽めの調整だったが今回は休み明けで長めからビッシリ追われていて動きにも力強さがあって状態は良さそう。
＜最終追いきり〔動きＡ、時計Ｂ〕＞
ＣＷ単走。ゆったりした走りも終い力強く伸びて仕上りは良さそう。


⑰マイラプソディ（Ｂ）４ヵ月
友道厩舎の馬は基本的にはコースで長めから追い切られることが多いがこの中間は２週前と１週前に坂路で強めに追われていてこの調整過程がどう出るか。休み明けで乗り込み量も多く１週前の追い切りの動きを見ると力強さがあって春よりも良く見えたのでこれがレースでも良い方に出てくれれば能力のある馬だけに期待も膨らむ。
＜最終追いきり〔動きＡ、時計Ｃ〕＞
坂路単走。力強い走りで終い手前をしっかり替えてそこからもうひと伸びしていて出来は良さそう。


③ビターエンダー（B）４ヵ月
休み明けのこの中間は２週前、１週前と南Ｗを併せ馬で追われて１週前には好時計で先着。追い切りの動きを見ると左回りの方が伸び脚が良いような感じで今年の中京でのトライアルはこの馬には良さそう。
＜最終追いきり〔動きＡ、時計Ａ〕＞
南Ｗ併せ馬の内。かなり走りやすそうの馬場ではあるが空中で止まるようなくらい前脚が伸びていて抜群の走り。


④レクセランス（B）４ヵ月
春は皐月賞時もトライアルを使わなかったくらいの馬なので間隔を詰めて使うことと長距離輸送に不安を感じているところがあったのかもしれない。今回休み明けで中京での競馬とプラスになる条件になりこの中間は２週前、１週前と追い切りには松山騎手が騎乗して併せ馬でも先着と今回はまともな競馬をしてくれそう。
＜最終追いきり〔動きＤ、時計Ｂ〕＞
坂路で併せ馬。ジョッキー騎乗も終い伸びきれず。周りの馬の動きと比較しても物足りない走り。


⑥マンオブスピリット（Ｄ）４ヵ月
休み明けでこの中間は乗り込み量も豊富も併せ馬では遅れていて伸び脚もイマイチ。
＜最終追いきり〔動きＢ、時計Ｄ〕＞
ＣＷ単走。ジョッキー騎乗で息の合った走り。もうひと伸びほしいが動きは良くなった。


⑩パンサラッサ（Ｂ）３ヶ月
ここ２戦は好走していたものの坂路での時計は物足りない感じだった。休み明けのこの中間は矢作厩舎の馬なので乗り込み量は少ないものの坂路での時計は前走時以上に出ていて仕上りは良さそう。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ｃ〕＞
坂路で併せ馬。まだ非力な感じも相手に合せるような走りで終いはもうひと伸びあり。


⑬ターキッシュパレス（Ｄ）中６週
休み明けを３戦して２勝もこの中間は間隔に余裕がある割に追い切りの時計は平凡で物足りない。
＜最終追いきり〔動き：映像なし、時計Ｃ〕＞
ＣＷ併せ馬の内。長めから併せて好時計で先着と今週は強く追われて良い時計が出た。


⑨アイアンバローズ（Ｂ）４ヵ月
休み明けで乗り込み量は入念。週中は２週前、１週前とＣＷを長めから追い切られて週末は坂路で時計を出していて角居厩舎らしい調教内容。最終追い切りは坂路よりもＣＷで追い切られる方がプラスと考えた方が良い。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ｃ〕＞
坂路併せ馬。押さえきれないくらい力みが強く終いの脚が使えず。


⑧イロゴトシ（Ｅ）４ヵ月
九州産馬にしては坂路で好時計の出ていた馬だが休み明けのこの中間はこの馬にしたら物足りない内容。
＜最終追いきり〔動きＤ、時計Ｅ〕＞
坂路併せ馬。前半は勢いよく駆け上がってきているが終いまったり止まり伸びきれず。


⑦エンデュミオン（Ａ）中４週
休み明けの馬が多い中夏場も使われてきた馬だが前走時のパドックでもふっくらした感じで毛艶も良く状態は良さそうだった。この中間も強めに追われていて疲れはなさそうで引き続き良い状態を維持できている感じ。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ａ〕＞
坂路単走。速い時間帯で好時計は出ているがまだ走りに力強さがない。


➀グランデマーレ（Ｄ）１０ヵ月
骨折による長期休養明けになり出来が気になるところだがこの中間は坂路で乗り込まれて好時計が出ている。ただこれまで最終追い切りはコースで追われてきた馬で坂路専門の馬ではないので骨折後の長期休み明けを考えると２週前か１週前にはコースで併せ馬を行うくらいの余裕がほしいがまだ足元のこともあるので慎重に調整されている印象が強い。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ｂ〕＞
ＣＷ併せ馬の内。直線に向くと一気に突き放したがフラフラした走りで能力はありそうだがまだまだ素質だけで走っている感じ。


⑮ファルコニア （Ｂ）４ヵ月半
春は一歩足りずクラシック出走は叶わなかった。休み明けのこの中間は乗り込み量も豊富で追い切りでは好時計も出ていて１週前の追い切りの動きを見ても終いしっかり伸びていて仕上りは良さそう。
＜最終追いきり〔動きＡ、時計Ａ〕＞
坂路単走。多少フラフラするところはあるがそれでも他の馬とは伸び脚が違いグングン伸びる。


⑫メイショウボサツ（Ｃ）４ヵ月
休み明けでこの中間は２週前、１週前とＣＷを長めから併せ馬で一杯に追われて入念な調整。中京は３戦２勝と相性の良いコースなので最終追い切りを坂路で好時計が出るようなら好走も期待できそう。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ｅ〕＞
坂路で併せ馬。追われている割に伸びきれず併走相手に見劣る。


⑭ディープキング（B）３ヵ月
この中間は乗り込み豊富で２週前、１週前と併せ馬で先着していて時計も優秀。１週前には強めに追われていて仕上りは良さそう。
＜最終追いきり〔動きＤ、時計Ｃ〕＞
坂路で併せ馬。一杯に追われているが手応えの良い併走相手や周りの馬の伸び脚と比べると伸びきれず。


⑤ロバートソンキー（Ｂ）中６週
この中間も坂路で好時計が出ていて１週前の追い切りでは坂路で併せて先着とこれまでの追い切りでの併せ馬では併入か先着と遅れたことがなくキャリアは少ないが素質のありそう。
＜最終追いきり〔動きＣ、時計Ｂ〕＞
美浦坂路併せ馬の内。好時計は出ているが力みのある走りで併走相手と比べると見劣る感じ。


このコラムからの推奨馬はディープボンドとエンデュミオンの２頭がを上げておきます。

今回は神戸新聞杯編でした。
いよいよ３冠に向けてコントレイルが始動します。無観客での無敗の２冠馬となりこのまま京都開催も無観客での開催が続くようなら最初で最後の無観客での３冠馬となる可能性もあり、いろんな意味で歴史に残る名馬となるかもしれません。ただ競馬に絶対はなく、まわりが勝たせたい気持ちが強くなればなるほど人気も集中して当たり前に勝つものだと錯覚するようになってしまいます。ディープインパクトもアーモンドアイも負けることがあるのが競馬です。３冠確実と思いながらもどこかで冷静に馬を判断できるようにはして起きたいものです。

それでは次回、毎日王冠（予定）編でお会いしましょう。
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中京のメインは神戸新聞杯。このレース◎は⑪ディープボンド。春は厳しいローテーションのなか京都新聞杯、ダービーと好走。休養後のこの中間は疲れも取れて順調に調整されていて前２走時と比べても動き、時計と申し分ない出来。コントレイルと同じオーナーの馬なのである意味でサポート役という意味もあるとは思いますがサポートするにしてもそれなりの出来でないとサポートもできないのでコントレイル以上にしっかり仕上げてきている感じで２頭での１着２着も期待できるのではないかと思います。◯は夏場順調に使われてきて調子の良さそうな⑦エンデュミオン。その他では③ビターエンダーと⑮ファルコニアの出来が良さそうでこの２頭の一発も怖い感じ。▲②断然人気のコントレイルに関しては１００％ではないにしても菊花賞に向けてのステップとして状態面は悪くなく普通に走れば楽に勝てるとは思いますが今回も、この先の菊花賞もペースが遅くなって折り合いを欠いて自滅するというのが一番怖いところ。そのような危険を少しでも回避するために同厩舎の⑩パンサラッサや同オーナーの⑪ディープボンドを出走させてきていると思いますのでまだまだキャリアの少ない馬で良い意味でも悪い意味でもまだ分からない面もたくさんありそんなところにもスキはあると思いますので今回は▲評価とします。
☆ご購入ありがとうございます。あなたの馬券が当たりますように!!
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