ラップギアコース適性値【瞬１平４消５】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01トウシンマ【瞬３平０消２】１０６
02レイハリア【瞬２平１消２】　８６
03サトノアイ【瞬２平２消１】　９９
04カイザーメ【瞬０平３消３】　９５
05ヴィズサク【瞬３平２消３】１００
06ウォーター【瞬３平０消１】　９８
07ジュビリー【瞬３平５消３】１０４
08リバーラ　【瞬０平２消０】　９５
09ディヴィナ【瞬１平８消３】　９８
10テイエムト【瞬０平２消５】１０５
11ジャスパー【瞬０平４消１】　９６
12ムーンプロ【瞬１平２消０】　９８
13ブトンドー【瞬０平２消１】１００
14ヴァトレニ【瞬１平４消１】１０４
15キミワクイ【瞬２平３消１】１０５
16カルネアサ【瞬０平３消５】１０２



現在、ＪＲＡで１２００メートルの古馬重賞は年間１１レースほど施行。ほぼ１ヵ月に１レースほどの割合で１２００メートル重賞があるという計算になるのだが、この函館スプリントＳは３月２６日の高松宮記念以来、約３ヶ月ぶりのスプリント重賞ということになる。スプリンターたちにとっては、待ちに待った海開きのようなものか？

※ちなみに１９８９年まで１２００メートルの古馬重賞はスプリンターズＳ（３月・Ｇ２）とＣＢＣ賞（１２月・Ｇ３）の年間２レースだけだった。いま考えると ちょっと信じられない話でもあるが、マイラーとスプリンターの区分も皆無に近い時代、当時は「１２００メートルのレースはオープン特別まで」というのが当たり前の感覚だった。


それはそうと、この函館スプリントＳは２０２１年の札幌開催を除くと 函館施行では３歳牝馬が出走機会３年連続での勝利。つまりは２０１６年、２０１７年、２０２２年と ３歳牝馬が出走した年には必ず３歳牝馬が勝っているレースとういうことになる。そして今年は(８)リバーラ、(12)ムーンプローブ、(13)ブトンドールと３頭の３歳牝馬が出走。その中でも期待されているのは(13)ブトンドールだろうか。

しかしちょっと視点を変えてみると、３歳限定の１２００メートル重賞・５月末 葵ステークスの影響が微妙に出始めているのかも知れない。葵ステークスの重賞化が２０１８年のこと。その葵ステークスが のちの活躍馬を続々と輩出し続けている現状、３歳の強い馬は この函館スプリントＳではなく葵ステークスと２レースで分散されることにもなるのだろう。

たとえば今年の葵ステークス勝ち馬・モズメイメイ、この馬が葵ステークスではなく函館スプリントＳに出ていたならら、おそらく(13)ブトンドール以上に人気を集めることになっていたはずだ。そういった情勢も鑑みるに、(13)ブトンドールの人気は妥当なのかと言われると答えに窮するところ。

(１)トウシンマカオのラップギア適性値【瞬３平０消２】は瞬発色が強く、中央場所のスプリントは ともかく函館のスプリントでは推せない毛色。ここは４歳牝馬の(15)キミワクイーンを強く推して行く。前走は各馬 外々を回る流れの中、最内を通ってギリギリまで粘ってみせた。２着に敗れていてもレース内容は全然悪くない。


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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。