ラップギアコース適性値【瞬７平３消０】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01タガノディ【瞬１平０消０】１０５
02エングレー【瞬２平０消０】１０２
03ヴァンドギ【瞬１平０消０】１０８
04ダノンチェ【瞬１平２消０】１１３
05コパノマー【瞬０平１消０】　８５
06ランスオブ【瞬２平１消０】１０６
07アガラス　【瞬１平１消１】１１２
08メイショウ【瞬２平１消０】　９８


このきさらぎ賞は超スローペースで流れる傾向にあり、どれぐらいのスローかと言うと、同コース（京都芝１８００ｍで行われる）２歳未勝利戦の平均よりも遅いぐらい。タラタラと走って直線だけの勝負といった形になっている。

毎年少頭数で行われるきさらぎ賞だが、今年はなんと８頭立て。輸送を経験させておきたい関西馬は翌週の共同通信杯（東京競馬場）に行くし、関東馬が空き巣を狙うほど走も薄くない……などと考えていたところ、関東馬が意外と活躍していることに気づく。

２００６年７番人気３着マイネルスケルツィ、２００８年５番人気２着スマイルジャック、２００９年１０番人気３着エンブリオ。この辺りを起点として、近年出走したのは２０１５年１番人気１着ルージュバックと２０１８年２番人気２着グローリーヴェイズ。流れとしては関東馬こそが狙い目なのかも知れない。ならば今年唯一関西遠征してきた関東馬、(７)アガラスか？

いやしかし、数字の比較ではわずかに(４)ダノンチェイサー。こちらのほうが人気が無いと言うのなら、それを覆すほどの推奨材料にもなるまい。中京デビューで４着、小倉の未勝利を３番人気で勝ち上がり、福島の５００万下でも再び敗れた馬。とても高額取引の良血馬とは思えない使われ方なのだが、レース内容的には重賞でも恥じるようなものではない。

そういえば馬主のダノックスは、あまりデムーロ騎手、ルメール騎手のイメージが無いなと思って調べてみたところ、驚きの数字が。ここ３年、ダノックスの馬にデム・ルメが乗った時の成績は４０戦【５-７-７-21】で、勝率１３％の単回収率３８％。デム・ルメ騎乗でこんな数字は他に見たことがないし、むしろ日本人トップジョッキーがダノックスの馬に乗った時こそが狙い目ということになっている。

そうか、(４)ダノンチェイサーに期待しているからこそ川田将雅騎手なのか。それを知ればもう迷いなし。(３)ヴァンドギャルドは(７)アガラスと比較しても二枚落ちるし、ここは(４)ダノンチェイサーで思う存分攻めて行ける！　あとは傾向合致(６)ランスオブプラーナとの馬単も少々。


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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。