昨年はサトノダイヤモンドが単勝１．２倍で快勝したレース。今年も同じ里見治氏所有の(１)サトノアーサーが１番人気になるのは間違いのないところとは思っていたのだが、ひょっとして同じ単勝１．２倍？　いや、それ以上の単勝１．１倍の可能性もありそうな気配。頭数はサトノダイヤモンドの年が９頭立てで、今年は８頭立てなのだか。

競馬最強の法則２０１７年２月号で発表したように、(１)サトノアーサー自体は強い馬だと考えている。ソウルスターリングは別格としても、牡馬としてはモンドキャンノと並んでの世代１位タイ評価。ただ、サトノダイヤモンドほど抜けた存在とも思えないのが考えどころとなってくる。前年のサトノダイヤモンド単勝１．２倍と比較しなければ、ここで悩むことも無かったのかも知れないが。

だってもう１頭、朝日杯フューチュリティＳで◎を打った(７)アメリカズカップがいる。朝日杯フューチュリティＳでは「２戦２勝馬としてはあり得ないほどの人気薄」単勝３７．１倍となっており、その点をいぶかしく思っていた。

思うに、やはり状態面が明らかに良くなかったのだろう。だって２歳Ｇ１の２戦２勝馬は、たとえダート１２００ｍの２戦２であっても単勝２０倍以上にはならないのが常識だったのだから。芝１６００ｍと芝１８００ｍのオープン特別を勝った２戦２勝馬、まったく平凡な勝ち方であっても単勝１０倍を切ってくるのが普通のオッズの付き方だ。

今回も単勝１５倍以上にはなりそうだが、単勝１．２倍想定(１)サトノアーサーの存在、朝日杯フューチュリティＳ９着大敗を重ねれば、まあこのぐらいかなという想定の範囲内。朝日杯フューチュリティＳで９着に敗れても、それでも世代トップグループの馬であるという評価に変わりはない。朝日杯フューチュリティＳ、それでも(４)ダンビュライトに先着しているんだけどね。(４)ダンビュライトとの人気の差が、ちょっとわからない。