予想されるベストの適性は「５５０」で、平坦戦を想定。
脚質的には差し馬が８０％優勢。

既にＧ１馬としての貫禄も十分といった風貌の(３)ポップロックだが、このレース唯一の
Ｇ１ホースは、実はこの馬ではなく(２)デルタブルース。(２)デルタブルースに関しては
菊花賞勝ちの時「近年稀にみる低レベル、今後苦戦必死」と評し、海外Ｇ１メルボルンカ
ップを勝たれた時はさすがに驚かされたのだが、その他では3600ｍで牝馬（エルノヴァ）
にアタマ差勝った程度。まぁそんなもんだろう。

話を戻して(３)ポップロックだが、最下級条件からの４連勝、2006目黒記念Ｇ２勝ちも含
め、この辺りは本当に凄かったのだが、ディープインパクトの２着に入った2006有馬記念
も含め、それ以降は今ひとつパッとしない。特に前走宝塚記念、あれだけ前が引っ張って
のハイペース（前半３ハロン33秒５）なら、もっと１、２着馬に詰め寄るべき馬だと思っ
ていただけに落胆した。１着馬との差は２馬身半、貫禄は十分だが、Ｇ１未勝利馬である
という点、現状多少人気が先に行っている感もある。

10頭立てで逃げ馬不在、行こうと思えば行けるのは(６)インティライミだが、同馬は前走
差して完勝、ここは奇襲で好走経験のある(10)ハイアーゲームが行くか。そうなれば見た
目ほどペースは緩まず、ここは一応平坦戦想定。前走瞬発戦想定で評価を落とした(６)イ
ンティライミだったが、「▼４ △２ △２」の平坦戦となった朝日ＣＣを快勝。ここは
同様の流れ、同様の競馬を期待する。

※　適性値の３数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
　　て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスの
みを表す。能力値は、ラップタイムから考えられる基礎能力を数値化したもの。