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【朝日杯FS】マーズ、無傷4連勝で2歳マイル王者!

 第70回朝日杯フューチュリティステークス(16日、阪神11R、GI、2歳オープン国際(指)、セン馬不可、馬齢、芝・外1600メートル、1着本賞金7000万円 =出走15頭)2番人気のアドマイヤマーズが3番手追走から早めに進出して快勝。デビュー4連勝でGIタイトルを手にした。タイム1分33秒9(良)。ミルコ・デムーロ騎手(39)は、柴田政人元騎手に並ぶ朝日杯最多の4勝とした。外国人騎手は10週連続GI優勝。アドマイヤマーズは、来年は皐月賞(4月14日、中山、GI、芝2000メートル)を目指す。断然人気に推された牝馬のグランアレグリアは2番手から伸びず3着に敗れた。

 男の意地を見せた。直線入り口で断然人気の牝馬グランアレグリアに並びかけたアドマイヤマーズが、力強く先頭へ。伸びあぐねる相手を突き放し、4戦無敗で2歳マイル王者の座についた。引き揚げてきたM・デムーロ騎手も、両手でガッツポーズだ。

 「本当に強い。少し先頭に立つのが早かったけど、直線はすごくいい脚で、負けると思わなかった。僕と一緒で負けたくない気持ちがあります」

 好スタートから、周りの出方を見つつ3番手。「前を向いてグランアレグリアがいた。ちょうどいい」と徹底マークで運ぶ。4コーナーで勝負に出た。「3~4コーナーでペースが落ちた。ヨーイドンにしたくなかった」。瞬発力勝負を避け、早めの仕掛けで勝負根性、持ち前のしぶとさを発揮し、クリノガウディーに2馬身差をつけてゴールへ飛び込んだ。

 ルヴァンスレーヴのチャンピオンズCに続き、JRAではGI騎乗機会2連勝。香港で騎乗した前週は阪神JFを弟のクリスチャン・デムーロ騎手が勝ち、「僕も香港で同じ日に勝ちたかったんだけどね。これでリベンジできた」と喜びを爆発させた。

 「ホッとしました。少し先頭に立つのが早いかなと思ったけど、ミルコが粘らせてくれたし、馬も頑張ってくれた」

 人馬をたたえる友道調教師は、節目のJRA・GI10勝目。初めての2歳GI制覇ともなり、自然と今後へ夢はふくらむ。「もうひと回り筋肉がつけば、もっといいパフォーマンスができる。来年もダービーを取りたい」と、2016年マカヒキ、18年ワグネリアンに次ぐ、世代の頂点へ思いをはせる。

 この後は放牧に出て、1戦使って3冠初戦の皐月賞を目指す。朝日杯FSは最多タイ4勝目としたM・デムーロ騎手は、皐月賞もマーズの父ダイワメジャー(2004年)などで最多4勝。「お父さんと似てるところ? 全然似てない(笑)。毛色くらい」とおどけつつ「朝日杯も皐月賞も僕の競走にしたい。距離は延びても大丈夫。今も十分強いけど、もっと成長したら最高」と飛躍に期待を寄せる。4戦全勝で、GIを手にしたアドマイヤマーズ。大いなる飛躍が待っていそうだ。 (千葉智春)

アドマイヤマーズ 父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ、母の父メディシアン。栗毛の牡2歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は近藤利一氏。戦績4戦4勝。獲得賞金1億3254万7000円。重賞は2018年GIIデイリー杯2歳Sに次いで2勝目。朝日杯FSは友道康夫調教師が初勝利、ミルコ・デムーロ騎手は10年グランプリボス、12年ロゴタイプ、15年リオンディーズに次いで4勝目。馬名は「冠名+火星」。



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