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王者ラッキースワイネスが前哨戦を勝利後に故障したことで、波乱の可能性が一気に高まった。◎は⑥ハウディープイズユアラブを狙ってみる。まだ重賞を勝っていない格下ながら、これから本格化が期待される４歳馬。ここ３戦のレース内容も評価すべきところがあり、３走前のクラス２ではチャンピオンズマイルに出走するギャラクシーパッチに勝利した。同馬はクイーンズシルバージュビリーカップでカリフォルニアスパングルの２着になった実力馬だ。

２走前のクラス１はフライングエースに負けているが、ハンデ差と最終コーナーで内外を通った差を考えれば、負けて強しの内容だった。前走のスプリントカップは初めての重賞で４着も、上がり３ハロンのタイムは勝ったラッキースワイネスに次ぐ２番目。今回はカリフォルニアスパングルとビクターザウィナーという有力馬が前でやり合えば、その末脚が活きてくる。

○は③ビクターザウィナー。Ｇ１勝利を挙げたセンテナリースプリントや前走高松宮記念のように楽にハナに行ければ、しぶとさを発揮する。今回はカリフォルニアスパングルとの兼ね合いが鍵になりそうだが、テンのスピードはこちらが上だろう。２番枠も先手を取りたいこの馬には絶好だ。

▲は②マッドクール。暮れの香港スプリントは調教の動きから状態はいいように映ったが、体重減の影響からか追走に苦労している感じがあった。高松宮記念では香港から馬体重を18キロ戻して、やや余裕のある体つきで勝利。陣営には今春の2度目の香港挑戦を見据えていたような仕上げだったのならば、本来の狙いはここということになる。

△は①カリフォルニアスパングル、⑤インビンシブルセージ、⑨ムゲンの３頭。カリフォルニアスパングルは調教師が経験のない道悪を気にしていることと、2番手からの競馬で大敗した香港マイルの結果が気になって人気馬のなかでは一番下の評価にした。

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