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【徽軫賞・レース概要】
徽軫(ことじ)とは、日本三名園のひとつ、金沢の兼六園にある徽軫灯籠のこと。東海・北陸地区に所属する3歳以上の牝馬による重賞競走。金沢競馬場のダート1400mを舞台に争われる。
2019年に創設。当時は金沢所属の牝馬によるレースで、1500m戦で行われた。2021年に一度出走条件が4歳以上に改められ、さらに昨年からは東海地区との交流競走となり、距離は1400mへと変更された(ただし、その昨年は当日の照明トラブルにより、レースが取り止めとなっている)。
【徽軫賞・検討のポイント】
連勝中の馬が5頭いて混線模様だが、前走のMRO金賞を勝利した地元・金沢のショウガフクキタルが一歩リードしている感がある。東海勢との力量比較がポイントになりそうだ。
【徽軫賞・出走馬概要】
ショウガフクキタル
昨年末のレースを最後に半年以上の休養が続いており、レースに復帰したのは今年の8月。復帰戦は9着だったが、9月の3戦目以降は3連勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。遅れてきた大物感が漂う一頭で、今回出走する地元・金沢勢では注目一番手の存在だろう。今回も栗原大河騎手とのコンビで出走する。
バンダムアゲイン
東海地区からの遠征馬で最も気になるのは、笠松で7戦7勝のこの馬ではないだろうか。重賞に出走した経験はなく、相手が強化されるうえに、笠松以外の競馬場へ遠征しての実戦も初めてと課題は多いが、まだ底を見せていない戦歴はやはり魅力。引き続き、向山牧騎手が手綱を取る。
サンマルブライト
この馬も笠松で3連勝中。デビューしたJRAでは未勝利、昨年秋から所属していた佐賀では2勝し、全て掲示板に載っていたが、勝ち切れないレースも多かった、その後、今年7月に笠松に移籍して以降は5戦4勝3着1回という好成績を挙げており、笠松の水が合っている印象。それだけに、金沢への遠征となる今回は、この勢いをキープできるのかどうかが気になるところだ。今回は筒井勇介騎手との初コンビとなる。
ゴールドレコーダー
地元・金沢で2連勝中のこの馬も押さえておきたい。JRAでも1勝を挙げているが、今年の夏に金沢に移籍して以降は、8戦6勝2着2回とオール連対中。重賞初挑戦で、遠征馬も相手となる点が課題ではあるものの、いきなりのタイトル獲得があっても不思議はない。前走に引き続き、加藤翔馬騎手が手綱を取る。
上記4頭以外では、笠松で2連勝中のベストフラワーにも注目したい。また、連勝馬ではないが、3走前の笠松・撫子争覇で2着に入った愛知のレイジーウォリアーも、馬券圏内に食い込む可能性は高そうだ。