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【ローレル賞・レース概要】
2002年に3歳牝馬の重賞競走として創設。翌2003年に秋シーズンの2歳牝馬の重賞競走に条件変更となった。年次の関係で2003年は2回実施されている。2011年からは他地区所属馬も出走可能な地方全国交流競走となった。
川崎競馬場のダート1600m戦が舞台となっている。南関東における重賞格付けはS2。上位3頭には、大晦日の大井・東京2歳優駿牝馬への優先出走権が付与される。
【ローレル賞・検討のポイント】
クライリング(2013年)、モダンウーマン(2015年)、アップトゥユー(2016年)、スティールルージュ(2021年)と、過去4回勝ち馬が出ている道営・ホッカイドウ競馬勢から、今年も強力な1頭がスタンバイ。そのリオンダリーナをどう評価するかが重要な一戦とみられる。
【ローレル賞・出走馬概要】
リオンダリーナ
モーニン産駒。7月に地元・門別のリリーカップ優勝後、9月には園田へ遠征して園田プリンセスカップも勝利。園田までの輸送で結果を出した今、川崎への輸送は大きな不安材料にはあたらない。吉原寛人騎手が金沢から駆け付けて手綱を取る点も心強く、あとは初めてとなる左回りコースを克服できるかどうかだろう。クリアした暁には、重賞3連勝も視野に入ってくるものと思われる。
ウィルシャイン
迎え撃つ南関東勢でまず注目したいのが、ジャスタウェイ産駒のこの馬。所属する船橋競馬場で2戦2勝。初めての川崎への輸送となる点、これまでのワンターン戦(1000m、1200m)からコーナーを4回通過する競馬に変わる点など課題もあるが、左回りコースは経験済みであることからリオンダリーナに対してアドバンテージもある。鞍上は、デビュー戦からコンビを組む本田正重騎手が務める。
ドナギニー
ラブリーデイ産駒。この馬は所属する大井競馬場で2戦2勝。リオンダリーナと同様、初の左回りコースは課題となりそうだが、デビュー戦が大井・外回りコースの1200m、2戦目が大井・内回りコースの1600m戦と、異なるコースで結果を残しており、器用さを感じさせるタイプでもある。デビューして3年目の鷹見陸騎手が前走に引き続き騎乗するが、今回は減量がない点にも注意したい。
上記3頭以外では、M.ミシェル騎乗のピンクタオルチャンに注目したい。牡馬相手に勝利した、前走の影武者賞(川崎)は評価に値。また、矢野貴之騎手騎乗のモンゲーキララも、連勝中だけに警戒したい。