『サンケイスポーツ盃第53回戸塚記念』（SⅠ、ダ2100メートル）が4日、川崎競馬場で行われる。京浜盃を制したサントノーレをはじめ、羽田盃で3着のフロインフォッサル、クラウンカップの覇者シシュフォスなど好メンバーが集結。さらなる飛躍を誓う13頭の白熱した争いは必見だ。

サントノーレが能力の違いを示す。3月の京浜盃でJRA勢を7馬身差で一蹴。地方馬ではトップクラスの逸材だ。その後骨折で休養を余儀なくされ、今回が復帰戦。川崎コースは鎌倉記念勝ち、全日本2歳優駿で3着と相性が良く、折り合いはつくだけに距離が延びても問題ない。ジャパンダートクラシックへ向けて弾みをつける。

南関同士で連対を外していないシシュフォスが対抗だ。前走は勝ち馬が別格だったが、58キロを背負いながら2着を確保。ここでも大崩れは考えにくい。堅実な末脚が魅力のフロインフォッサルも上位をにぎわす。

2日目も重馬場で開催。前日と同様に時計は少し遅かったが、脚質による極端な有利不利は見られなかった。3日目も未明に雨の予報が出ており、同様の馬場が続く見込み。各騎手のペース判断が鍵を握る。

◎降水確率＝午後30％、夜40％。

◆山崎誠士騎手「脚抜きはいいけど、なぜか時計がかかっていますね。ただ、どこからでも競馬はできます」

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