メニュー

競馬予想のウマニティ

ウマニティからのお知らせ

新着地方競馬ニュース

【盛岡・クラスターカップ2024】山崎エリカのDG攻略 過酷な斤量がポイントとなるレースだが今年は?

0  6  1,265

【盛岡・クラスターカップ2024】山崎エリカのDG攻略 過酷な斤量がポイントとなるレースだが今年は?

クラスターカップは過去のグレードレースの勝利実績による別定重量戦。2018年にそれまでダートグレード勝ちの実績のない牝馬のオウケンビリーブが負担重量52kgで優勝したこともあるが、どちらかというと実績馬が活躍している。

実際に前年のJBCスプリントの連対馬が、このレースで過酷な斤量を背負わされながらも勝ち負けするケースが多く、それらの過去10年の成績は【2・0・2 ・0】。1着の該当馬は、2015-2016年のダノンレジェンド。3着の該当馬は、2016年のブルドックボスと2023年のリュウノユキナ。遡れば2013年に前年のJBCスプリントの覇者タイセイレジェンドが2着に健闘している。

2016年のダノンレジェンドは負担重量の上限である斤量60Kgが嫌われたようで、同馬としては珍しく2番人気だったが、終わってみれば2馬身差の完勝だった。2013年時のタイセイレジェンドも、斤量59㎏に加えてドバイ大敗帰りの休養明けの一戦だったことが嫌われ、5番人気まで評価を落としたが、2着を死守している。

また2020年のブルドックボスも斤量59㎏ながら、強豪マテラスカイらを相手に3着に善戦。このことからJBCスプリントの連対馬が出走している場合は、過酷な斤量でも信頼したほうが良さそうだ。

しかし、JBCスプリントのようなJpnを勝つような馬はともかく、ダートグレードを何連勝もしているような馬はやはり斤量面で不利。実際にこれまでにグレードレースを1度以上勝利し、牡馬54~55Kg、牝馬52~53Kgの中央馬が活躍している。このことから下記の条件を満たす、牡馬斤量55Kg、牝馬53Kgの中央馬を狙いたい。

 (1)前々走でダートグレード3着以内。
 (2)前々走のオープン&リステッド勝ち。
 (3)前走のダートグレードで2着だった馬。

すると過去10年の成績は【3・5・0・0】。1着の該当馬は、2014年のサマリーズ、2019年のヤマニンアンプリメ、2023年のリメイク。2着の該当馬は、2018年のネロ、2020年のマテラスカイ、2021-2022年のリュウノユキナ、2023年のドンフランキーである。

さらに同年の東京スプリントの連対馬も有力で、過去10年のこの成績は【3・3・2・1】。1着の該当馬は、2015年-2016年のダノンレジェンド、2021年のリュウノユキナ。2着の該当馬は、2018年のネロ、2019年のヒロシゲゴールド、2022年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2019年のコパノキッキング、2023年のリュウノユキナ。2023年の東京スプリントの3着馬オーロラテソーロこそ4着に敗れているが、2013年のこのレースの覇者ラブミーチャンも同年の東京スプリントの優勝馬だった。

その他、前走でダ1200mのJRAのオープン&リステッド、交流重賞を含めたグレードレースに出走し、3角先頭で連対した馬も活躍している。それらの過去10年の成績は【3・3・2・0】。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド、2020年のマテラスカイ、2022年のダンシングプリンス。2着の該当馬は、2020年のヒロシゲゴールド、2022年のジャスティン、2023年のドンフランキー。これは盛岡ダ1200mが他場のダ1200m戦と比べて、砂が軽く、前が残りやすいことを示している。

また「前が残りやすい」ことから、前走でダ1200m以内に出走し、3角2番手以内でレースを進めていた馬が穴メーカーとなっている。2017年に5番人気で2着と好走したラブバレット、2020年に5番人気で2着と好走したサイクロトロン、さらに2016年に6番人気で3着と好走したラブバレットも前記の条件を満たしていた。

穴パターンをもうひとつ紹介すると、前年のこのレースの3着以内馬が翌年も活躍しているということ。過去のグレードレースでの勝利実績による別定重量戦という観点から、2着実績が多数のリュウノユキナ(3連連続このレースで3着以内)タイプを狙いたくなるが、前年から斤量が加算され、人気を落としても善戦しているのがポイントだ。

2015年の優勝馬ダノンレジェンド(1番人気)→翌年は2番人気で優勝。2016年の3着馬ラブバレット(5番人気)→翌年は3番人気で3着→翌々年は2番人気で2着。2016年の2着馬ブルドックボス(2番人気)→翌年は4番人気で優勝。2019年はヒロシゲゴールド(3番人気)で2着→翌年も3番人気で2着→翌々年は2番人気で3着。2021年の優勝馬リュウノユキナ(1番人気)→翌年は2番人気で2着。

遡って2012年の優勝馬タイセイレジェンド(1番人気)も翌年5番人気で2着に健闘しており、このタイプは近走が不振だと大きく人気を落とすこともあるので、覚えておきたい。

まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・前年のJBCスプリントの連対馬。
 ・これまでにグーレードレースを1度以上勝利し、牡馬54~55Kg、牝馬52~53Kgの中央馬で次の条件を満たす馬。
  (1)前々走でダートグレード3着以内。
  (2)前々走でオープン&リステッド勝ち。
  (3)前走のダートグレードで2着。
 ・同年の東京スプリントで3着以内の馬。
 ・前走ダ1200mのJRAのオープン&リステッド競走、交流戦を含むグレードレースに出走し、3角先頭で連対した馬。

●穴馬候補
 ・前走ダ1200m戦に出走し、3角2番手以内の馬。
 ・前年のクラスターカップで3着以内の馬。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (6)

このニュースへのコメント

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。
関連ニュース
【門別・ ウポポイオータムスプリント2024】地方競馬重賞展望 3歳馬ストリームとオスカーブレインの一騎打ちムード
2024年9月12日(木) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 0  0  273
佐賀競馬公式アイドル「UMATENA」が29日サマーチャンピオンをPR
2024年8月20日(火) 17:38
©サンケイスポーツ  0  0  84
【盛岡・クラスターカップ2024】岩手競馬重賞みどころ
2024年8月11日() 14:25
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 0  0  729
【スパーキングレディーカップ2024】血統アナリシス 昨年はMr. Prospector系にあたるキングカメハメハの直系孫世代で1・2着
2024年7月1日(月) 10:30
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 0  3  597
【浦和・さきたま杯2024】地方競馬重賞展望 順調度一歩リードのシャマルが、得意距離に戻ってJpn1連勝へ
2024年6月19日(水) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 0  0  623
新着ニュース
【名古屋・秋の鞍2024】地方競馬重賞展望 フークピグマリオン対遠征馬 主役の座に輝くのは……
9月19日(木) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 171
【園田・兵庫ジュベナイルカップ2024】地方競馬重賞展望 好内容でデビュー戦を勝ったマオリに注目
9月19日(木) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 243
【門別・フローラルカップ2024】地方競馬重賞展望 2戦2勝イイデマイヒメが距離克服し重賞連勝へ
9月19日(木) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 150
【オーバルスプリント】船橋所属のスマイルウィが待望の交流重賞初制覇
9月19日(木) 08:28
©サンケイスポーツ  62
【フローラルカップ】ゴーゴーイーグルス母子制覇だ
9月19日(木) 04:49
©サンケイスポーツ  53

人気ニュース

【浦和・テレ玉杯オーバルスプリント2024】ズバリ!調教診断 テーオーステルスが仕上がり良好
9月17日(火) 09:38
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 374
【浦和・テレ玉杯オーバルスプリント2024】地方ランク1位 夢月の選ぶ3頭「安定感も抜群で54キロの斤量魅力」
9月18日(水) 11:43
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 319
【テレ玉杯オーバルスプリント2024特集】山崎エリカのDG攻略 南関東勢の活躍が目立つレースだが今年の傾向は?
9月17日(火) 20:15
ウマニティ 山崎エリカ山崎エリカ 308
【浦和・テレ玉杯オーバルスプリント2024】地方競馬重賞展望 少頭数でシーサーペントにビッグチャンスが到来
9月18日(水) 10:00
ウマニティ 菅野一郎菅野一郎 300
【浦和・テレ玉杯オーバルスプリント2024】データ分析 4項目で減点がないのはシーサーペントのみ
9月16日(月) 11:12
ウマニティ ウマニティ編集部ウマニティ編集部 287

トップ予想家
U指数
凄馬
ROBOTIP